以下はマイクロソフトのOffice 365開発チームによるブログで発表された、「New usage reports for Sharepoint, OneDrive, Yammer and Skype now available」の和訳です。

元記事:
https://blogs.office.com/2016/04/08/new-usage-reports-for-sharepoint-onedrive-yammer-and-skype-now-available/


Office 365マーケティングチーム、シニアプロダクトマネージャー

Anne Michels氏の投稿です @Anne_Michels

IT部門にとって、Office 365がどのように使用されているかは投資対効果や使用率向上に向けて、非常に重要になります。その要望に応えるため、新しいダッシュボードをOffice 365管理センターに用意しました。本日(4/8時点)より、SharePoint、OneDrive for Business、 Skype for BusinessとYammerの使用率が確認できるレポートを発表し、IT部門にとって、Office 365の使用状況がより可視化されました。

 

Office 365サービスの全体像を提供

レポートダッシュボードと、使用状況レポートは、サービスの監視、問題の検知とユーザー向けトレーニングの必要性等が簡単に管理できます。また、Office 365の投資状況においても、ある一種の目安として、使用できます。新しいレポートが本日より追加され、レポーティングポータルではよりOffice 365の全体像が把握できるようになりました。

  • アクティビティダッシュボード(Activity dashboard)は、概要レベルでOffice 365の使用人数が確認できます。各サービス(例としてSkype for BusinessやExchange)等は個別のタイルが用意されているため、主要なアクティビティデータが確認でき、より簡単に各サービスにおいての活用状況が把握できます。詳細状況をサービス別やユーザー別で確認する場合は、各タイルをクリックするか、ドロップダウンメニューからアクセス可能です。
  • Eメールアクティビティレポート(Email activity report)では、メールの使用状況(送受信と既読数等)が確認できます。また、メールのトラフィック状況やも監視できるため、ユーザー移行時等のシナリオでも便利です。
  • Officeアクティベーションレポートでは、どのユーザーが最低1台のデバイスに対してOffice 365ライセンスを割り当てたか、がデバイスの種類別で確認可能です。このレポートを使用することにより、ライセンスが割り当てられたユーザーの中で、まだアクティベーションが行えていないユーザーが把握できるようになり、必要に応じてアクティベーションの支援ができるようになります。
  • SharePoint サイト使用状況レポート(Sharepoint site usage report)では、全Sharepointサイトのストレージ容量についての詳細状況が把握できます。レポートは各サイトでのアクティビティが可視化され、各サイトの空き容量や、どのようにファイルが保管されているかなどの使用状況も確認可能です。
  • OneDrive for Business 使用状況レポートでは、OneDrive for Business の容量と共有アクティビティが確認でき、ファイル数やファイルの容量なども閲覧可能です。
  • Skype for Business レポート—ではSkype for Businessの使用状況を確認し、Skypeミーティングの分数や、P2Pでのメッセージ数、通話回数、会議の開催回数などが閲覧できます。
  • Yammer レポートではYammer上の「いいね」回数や、投稿数、閲覧数が確認できます。


 

詳細情報を元に活動する

すべてのレポートで累計レベル、ユーザー単位での情報が得られます。そのため、Office365を最大限に活用するため、効率的にトレーニングを計画し、ユーザーとコミュニケーションを取ることが可能です。例えば、プレビュー版をお客様に提供した際のフィードバックでは、Skype for Business 使用状況レポートを活用したことにより、Skype for Business についての可能性がある特定の部署で認識された結果、その部署では出張回数が減少しました。

すべてのレポートで時間軸を7日間、30日間、90日間、150日間の累計で閲覧可能で、CSVファイルに出力することにより、Excelでフィルターをかけたり、ピボットデータによる分析が可能です。


 

レポートはユーザー単位で確認できますが、IT管理者は権限を持ったサービスに対してのみアクセスできます。我々はユーザー単位の情報を提供する前に匿名化できる新しいプライバシー機能も追加しました。全体管理者Settings > Services & add-ins > Reportから設定を有効化できます。


特定のユーザーや管理者の詳細なログ情報を監査できます。

 

まだまだ進化する

新しいSharePoint、OneDrive for Business、YammerとSkype for Businessレポートは、現在アメリカ、オーストラリア、カナダのお客様でOffice 365を使用されている方々に本日(4/8)より配信されます。ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア地域に関しては5月リリースを予定しています。

6月には、Power BIコンテンツパックを配信し、さらに奥深いデータを提供し、お客様のOffice 365使用状況データをユーザー単位だけでなく、地域や部署ごとでも把握できるようになります。

この秋には新たなパブリックAPIを公開し、これら使用状況のデータへプログラムからアクセスし、社内レポートポータルなどのカスタムアプリケーションでも使用可能になります。

これから数か月、SharepointとOneDrive for Businessに注力し、ユーザーアクティビティやEメール保護状況、Office 365グループとの連動、ブラウザー別、OS別やデバイス別のレポートを開発します。

それまでの間、旧管理センターのレポートに関しては、新しいレポートが提供されるまで使用可能です。新しいレポートは旧レポートとは完全なる代替えとはなりませんが、情報が統合されます。but rather a consolidation of information to reduce redundancy. 概要レポートを提供し、新しい管理センターから簡単に情報を見つけられるようにします。

 

皆さんの声を募集しています!

新しいレポートを試して、「フィードバック」ボタンをOffice 365サイトで押して下さい。皆さんのご意見は非常に貴重なもので、我々の仕事の優先付けに役立ており、既存のレポートの改善や、新たなレポートの需要を見つけるために必要です。レポートとダッシュボードについての詳細情報は、こちらのOffice Supportからアクセスできます。