Text Analytics APIがアップデートされ、日本語ではキーフレーズ抽出が可能に
マイクロソフトは6月21日に、Cognitive Servicesの一部として提供されている、Text Analytics APIで日本語に対応したことを発表しました。以下はその和訳した記事です。
テキストデータは企業にとって価値のあるデータを持っていることが多いですが、意味のあるデータを抽出することは簡単なことではありません。
テキスト分析の分野では自然言語解析を使ってテキストデータから構造化データを抽出し、感情分析や固有表現抽出、テキストクラスタリングと合わせて使用することが一般的です。
マイクロソフトの Text Analytics API はCognitive Services の1つで、非構造化データを意味のあるインサイトへと変換してくれます。 APIは Cortana Intelligence Suiteの一部で巨大な分析ソリューションを企業が開発できるように支援しています。数行のコードで簡単に感情を分析したり、重要な単語の抽出、分野の検出、言語の検出が可能です。
こちらから新しいデモをお試しください。 以下の画像でもご覧になれます。
1年前に発表してから、様々なシチュエーションでお客様がサービスを使用されていることを我々は見てきました。それらのテーマは共通して、カスタマーエクスペリエンスの向上のために、お客様からのフィードバックを理解することでした。このデータは日々の経営判断でも使用されており、必ずお客様の声がビジネスの中心となっているのです。
我々は以下の新機能について発表でき、ワクワクしています。感情分析は 英語、スペイン語、フランス語とポルトガル語に対応し、テキストからキーフレーズを抽出する機能は英語、スペイン語、ドイツ語と日本語に対応しました。
これら新機能は、既に搭載している120言語の検出機能と英語のトピック検出に加えられます。
最近よくあるパターンとして、 Text analytics と合わせて、新しくリリースされたBot FrameworkとLanguage Understanding Intelligent Service (LUIS)と組み合わされています。開発者は感情分析を使ってボットを開発し、ポジティブかネガティブな文章へ適切に反応します。
例えば、ユーザーがネガティブな感情を表現した場合、ボットの反応が不適切であったということを示しているかもしれません。
Ziosk社やほかのお客様はText Analytics APIを使って細かな粒度でカスタマーエクスペリエンスを分析しています。Ziosk社のBusiness Intelligence責任者Al Pappa氏によると「Azure Machine Learningで提供されているText Analyticsのおかげで、ゲストの感情をゲストフィードバックシステムへ取り入れることにより、ゲストの満足度とサーバパフォーマンスを閲覧できるようになりました。”
すべての機能がデモ環境でお試しいただけ、 Azure Portal内から無料でサインアップすることもできます。
我々は常にフィードバックをお待ちしていますので、コメントをお送りいただくか、新たなアイデアをCognitive Services UserVoiceへ投稿ください。
Microsoft社プログラムマネージャー
Ollie Newth氏の投稿
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