マイクロソフトは、7月21日、DevTest Labsに費用管理機能を新たに2つ追加したことをAzure公式ブログで発表しました。以下は、和訳した内容です。

数か月前に、我々はコスト管理機能「monthly cost trend」(月単位の見積コストの傾向)をAzure DevTest Labsでリリースしました。 この機能では、当月どれだけ使用したかを確認でき、過去7日間の利用状況を基に、月末までの使用金額の予測を算出してくれます。 

発表後、我々は次にみなさんが考えるであろう質問へと進みました。「なぜ、こんなに早く高くなってしまったのか?」この質問を明確にするため、新しい機能を今回リリースしました。この機能は、当月の累計をリソース別の表で表示してくれます。


さらに追加の機能として、当月の目標利用金額が設定できるようになりました。設定した利用金額は、「Monthly estimated cost trend」(月単位の見積コストの傾向)チャートで表示されます。このチャートを活用することで、目標利用額と現在の利用額を対比できるので、今月の目標を超えてしまうかが一目でわかります。


詳細機能については開発チームブログの投稿をご覧ください。

新しい機能を試してみて、改善できる、いいアイデアがありましたら、DevTest Labs フィードバックフォーラム(英語)までご連絡ください。

機能についての問題やご質問は、MSDN フォーラムからご連絡頂けます。 

設定手順

Azure Portalから、DevTest Labsを開き、設定をクリックします。


「COST MANAGEMENT」というエリアに今回追加された2つの機能があります。

まずは「Monthly cost trend」から見てみます。クリックすると、現在までの推定コスト(2ドル)と予測されているコスト(4ドル)が表示されました。


「Manage target」をクリックし、「有効」を「ON」に切り替え、「Target Cost (USD)」にドルを設定してみます。

すると、ピンク色の点線で、目標の金額が表示されました。これより上に予測値が表示されていると予算オーバーであることを意味します。


リソースごとのコストをクリックすると、DevTest Labsで使用しているリソース単位で、発生するコストが表示可能です。


情報元: https://azure.microsoft.com/en-us/updates/keep-your-cost-on-track-in-devtestlabs/