マイクロソフトは5月26日にエンタープライズ契約を結んでいる顧客を対象に、既存で保有するSQLサーバライセンスを、Azure仮想マシンで使用可能にしたことを発表しました。

従来のSQLサーバを含んだAzure仮想マシンではSQLサーバの使用料も含まれており、SQLサーバライセンスをすでに保有している顧客はSQLサーバがプレインストールされていない環境から構築する必要がありました。

今回リリースされたサーバ仮想マシンでは、SQLサーバの使用料が含まれていない「BYOL(Bring Your Own License)」テンプレートとして、すでに保有しているライセンスをそのままAzure仮想マシンでも使用できるようになっており、別途SQLサーバの使用料は課金されずコンピューティング費用のみが課金されます。

注意点として、エンタープライズ契約は必須要件です。


仮想マシンが使えるだけではありません。仮想マシンを使うことにより、Azureポータル内のオートメーション機能や、Azure クイックスタートGitHub テンプレート(i.e. ストレージ構成、トランザクション処理の最適化、データハウジング、自動バックアップと自動パッチ適用等)が使用できるようになります。デプロイ方法は、Azure PowerShellAzure CLI、もしくはAzure SDKが選択できます。


詳細はマイクロソフトの公式ドキュメント(英語)をご覧ください。

情報元: Easily bring your SQL Server licenses to Azure VMs