Power AppsのCommon Data ServiceへT-SQLエンドポイントを用いてアクセスが2020年5月から可能になりました。これにより、SQL Server Management Studioなどのデータベース管理ツールを使ってCommon Data Serviceのデータへアクセスが可能です。

※プレビュー機能ですので、サポートへは現時点ではお問い合わせ出来ませんので、予めご了承ください。

設定方法

Power Platform管理センター(https://aka.ms/ppac) へアクセスします。

環境を選択し、設定をクリックします。

製品を選択し、機能をクリックします。

TDSエンドポイントを有効にするをオンにし、保存をクリックします。

以上で設定は完了です!

アクセスするには

SQL Server Management Studioを予めインストールしておきます。

インストールされていない方は、こちらからダウンロードし、インストールしてください。

予め、サーバ名を取得します。サーバ名はPower Platform管理センターの環境を選択肢、環境URLをそのまま利用できます。ポートは5558です。

SQL Server Management Studioを立ち上げ、以下のようにログインします。

認証はAzure Active Directoryを選択し、普段利用しているOffice 365のログイン情報を入力します。

アクセス出来るデータはこのログイン情報によって決まり、Common Data Service上で設定したセキュリティロールはそのまま適用されます。

各エンティティはSQL Server Management Studio上ではテーブルとして表示されます。

読み取り専用ですので、書き込み等はできません。

Power BI と接続して、DirectQueryを利用する

今回のアップデートにより、Power BIではリアルタイムにCommon Data Serviceの情報を閲覧することが可能となりました。

Power Apps(make.powerapps.com)へアクセスし、分析したいエンティティを選択します。

Power BIで分析をクリックします。

ダウンロードされたpbidsファイルを開くと、Power BI Desktopが起動します。

Microsoft Accountを選択し、サインインをクリックします。

ログインは、Azure AD・Office 365のログインIDとパスワードを利用します。

接続をクリックします。

取り込みたいエンティティを選択し、読み込みをクリックします。

接続の設定が求められるので、DirectQueryを選択します。

以上で、設定が終わりました!