マイクロソフトは53日にサンフランシスコで開催された「Future of SharePoint」イベントで、PowerAppsをSharepoint Online内から連携できるようにすることと、ウェブブラウザからアプリ開発をできるようにすることを発表しました。

以下は、マイクロソフトのPowerApps公式ブログの記事をを和訳したものです:

 

様々なチームはSharepointのリスト機能を活用して、定型データへのアクセス、共有、コラボレーションします。そのため、PowerAppsのアプリでもSharePointリストをデータソースとして活用できることが重要な機能なのです。

本日(5/3)サンフランシスコで開催した、Future of SharePointイベントでは2つの発表をしました:PowerAppsをSharePoint Onlineから作成できる事と、新しいPowerAppsアプリをウェブブラウザー経由で開発できるようにしたことです。

 

ブラウザ上のSharePoint Onlineリストから新たなPowerAppアプリを作成する

新しいSharePointのリストと合わせて、アプリをSharePoint内のリストから直接作成できるようになります。詳細に説明すると、新しいSharePointリストビューのメニューからはPowerAppsを作成するオプションが追加されます。

 

SharePointリストから、「PowerAppを作成する」(Create PowerApp)を選択すると、PowerAppsウェブデザイナーがブラウザ上で立ち上がります。ウェブデザイナーはSharePointリストのコンテキストから作成したことを認識しているため、リストのスキーマとデータを基に、デフォルトのアプリを自動で作成してくれます。その後、ウェブデザイナーからアプリを業務要件に合わせるためにカスタマイズし、現在リリースされているPowerApps Studioと同じことができるようになります。

 

SharePointのリスト経由で作成されたアプリは、ビューとして表示され、新しいSharePointリストから直接共有したり、起動することができるようになります。これにより、PowerAppsを活用して、モバイル端末に適合したカスタムビューなどを既存のリストから作成し、仲間と共有できます。さらに、PowerAppsはクロスプラットフォームサービスのため、Windows、iOS、Androidとウェブブラウザ等、どの端末からでもアプリを起動できます。

 

いつから試せる?

もうすぐです!数か月以内にSharePoint内のカスタムリストと連携され、PowerAppsはウェブブラウザ上からでも作成できるようになります。

それまでの期間は、PowerAppsへサインアップして、SharePoint Onlineのリストからクロスプラットフォームアプリをデータからアプリを作成する機能でお試しください。

 

現在、開発チームは既存のSharePoint機能拡張のため、PowerAppsから以下ができるよう頑張っています:

読み込み・書き込みのサポートを、すべてのSharePointリストデータ種類で可能になるようにしています。対象のデータタイプは、人物またはグループ(Person or Group)、マネージドメタデータ(Managed Metadata)、参照(Lookup)と複数選択肢(Multi-select Choice)です。

ドキュメントライブラリのサポート

現在の機能や、予定されている機能について何かご意見やご感想がありましたら、PowerApps コミュニティサイトよりご連絡ください。

情報元: https://powerapps.microsoft.com/en-us/blog/powerapps-and-sharepoint/