マイクロソフトは2015年12月1日に、「PowerApps」を発表しました。

PowerAppsは、ExcelやDynamics CRM等のマイクロソフト製品だけでなく、Google DriveやOneDriveなどをデータ元として、アプリを簡単に作成できるツールです。

プログラミング言語を必要とせずに、Excelに似た関数などを使ってアプリを開発します。

今回はPowerAppsを使って、Excelで管理している出席リストをもとに、イベントの出席管理ができるアプリを作ってみます。

 

ステップ1:PowerAppsをインストールする

まず、お使いのパソコンにPowerAppsアプリをマイクロソフトストアからインストールします。

Windowsストアから「PowerApps」と検索し、アクセスできます。

 

インストールが終わり、初回起動時に、以下のようなログイン画面が表示されます。

事前に登録したログイン情報をもとに、ログインします。まだ登録されていない方は、こちらの記事をご覧ください。

 

ログインすると、以下のような画面が表示されます。これで、PowerAppsのインストールは完了です。次に開発をしてみます。

 

ステップ2:PowerAppsアプリを開発する

画面左側の「New」をクリックすると、以下のように複数の方法からアプリが作成できます。

「Start from a template」:マイクロソフトのテンプレートから開発する

「Start from your data」:すでに持っているデータから開発する

「Start from scratch」:新規で開発する

今回は、「Start from your data」の下にある、「Get Started」をクリックします。

 

今回は、元データとして、事前に「Dropbox」に保存したExcelファイルを使うので、「Dropbox」を選択します。

 

Dropboxのログイン情報を入力します。

 

PowerAppsからDropboxへの接続を「許可」します。

 

サインイン情報を記録するかの確認画面が表示されます。これはどちらでも問題ありません。

 

今回使用するのはこちらのエクセルです。※企業名等は架空のデータです。

現在PowerAppsは日本語の列名に対応していないため、英語で列名を設定します。テーブル名も英語表記にします。

 

Dropbox内のExcelファイルを選択し、「Connect」をクリックします。

 

「Select a table」からエクセルで検出されたテーブル名が表示されます。「Connect」を押して接続します。

 

この段階でも概ね完成しています。

 

画面右側の「Theme」で、アプリの色などが選択できます。

 

以下の画面のように、ほぼすべての項目はエクセルの関数を入力する感覚で開発出来るようになってます。

 

ステップ3:PowerAppsを発行する

それでは早速アプリを発行してみます。

「File」から「Save As」を選択します。

 

名前を入力し、「Save」をクリックすると、アプリが発行されます。

 

ステップ4:iPhoneでPowerAppsを試す

iPhoneでは予めにiTunes StoreからPowerAppsアプリをインストールしておきましょう。

PowerAppsを起動します。
先ほど発行したアプリをタップします。
「Launch」をタップします。
起動中です。

これでアプリが起動しました。