先週サンフランシスコにて開催された「Future of Sharepoint」イベントでは、さまざまな発表があり、SharePoint Server 2016の発表や、PowerAppsとの連携など、盛り沢山でした。

その中でも発表された製品ロードマップについて、以下のように述べています：

我々はクラウド上のSharePoint OnlineとオンプレミスのSharePoint Serverについてのビジョンと、今までの実績とこれからのロードマップについて共有できることにワクワクしています。ロードマップでは主に4つのポイントとして以下を考えました：

  • シンプルかつ強力なファイル共有とコラボレーションをどのデバイスでも可能にする
  • モバイルかつインテリジェントなイントラネットを提供し、近代的なチームサイトや業務アプリケーションの作成と発行をデスクトップでも「ポケット」からでもアクセス可能にする
  • 近代のウェブ開発に沿って、SharePointの拡張性をよりオープンかつ進化されたものにする
  • セキュリティ、プライバシーとコンプライアンスについてOffice 365を全体的に強化

今回投稿する記事は、上記ロードマップの中でも「シンプルかつ強力なファイル共有とコラボレーションをどのデバイスでも可能にする」について一部抜粋し、和訳した内容です：

 

シンプルかつ強力なファイル共有とコラボレーションをどのデバイスでも可能にする

本日公開するのは、我々のビジョンでもある、Office 365のファイルへのユニファイドアクセス（アクセスの統一化）とインテリジェントな発見です。今まで以上に、書類の作成、共有、共同作業と管理がより簡単に、どのデバイスでも、どこからでも可能になります。モバイルアプリを使用していても、ブラウザ上でも、貴方がファイルを見つけるのではなく、ファイルがあなたを見つけるようになるのです。そして移動中にファイルが必要となっても、モバイル端末からPCやMacで作成したファイルも選択型同期によりオフラインファイルとして使用可能になります。


Office アプリケーションで仕事をすると、リッチなファイル共有と共同作業機能がすぐに利用できます。リアルタイムで書類を共同編集し、バージョンの比較、メタデータの更新や仕事仲間との共有もすべて同じアプリで可能です。

作成したファイルを共有したい場合、メール送信と同じぐらい簡単です。受信者は自動で権限が与えられ、全員同じファイルで作業をするため、バージョンが拡散することなく、「1つの情報」になることを保証します。エンタープライズクラスのコンテンツ管理や、ドキュメント、記録管理の機能が必要な場合もすぐにアクセスできます。ファイルがあなたのものでも、共有されたものでも、チームで共同編集したものでも、組織の資産でも、我々はシンプルをよりパワフルに、パワフルをよりシンプルにしていきます。

今四半期では、以下の機能を発表します：

  • OneDriveモバイルアプリからの、SharePoint Onlineのドキュメントライブラリや、Office 365グループファイルへのアクセス
  • OneDriveとSharepoint上のドキュメントをインテリジェントな方法で発見可能に
  • OneDriveからSharePointへのコピーをOneDriveのウェブエクスペリエンスとして提供
  • OneDriveのユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) アプリケーションとしての提供

2016年度内には以下を追加する予定です：

  • ドキュメント分析機能（Document analytics）をOneDriveからアクセス可能に。ドキュメントの使用状況や、インパクトなどのインサイト情報を提供
  • SharePoint Onlineドキュメントライブラリを新しいOneDrive同期クライアントで同期可能に
  • 共有フォルダの同期が新しいOneDriveOneDrive同期クライアントから可能に
  • オンプレミス環境でのSharePointドキュメントライブラリへのモバイルアクセス
  • OneDriveとSharePoint間のファイルコピーと移動をウェブからでも可能に

ファイル共有と共同編集機能のビジョン、および詳細のロードマップについては、「Announcing simple and powerful file sharing and collaboration for Office 365」（英語）をご覧ください。

情報元: https://blogs.office.com/2016/05/04/the-future-of-sharepoint/