先週サンフランシスコにて開催された「Future of Sharepoint」イベントでは、さまざまな発表があり、SharePoint Server 2016の発表や、PowerAppsとの連携など、盛り沢山でした。

その中でも発表された製品ロードマップについて、以下のように述べています：

我々はクラウド上のSharePoint OnlineとオンプレミスのSharePoint Serverについてのビジョンと、今までの実績とこれからのロードマップについて共有できることにワクワクしています。ロードマップでは主に4つのポイントとして以下を考えました：

  • シンプルかつ強力なファイル共有とコラボレーションをどのデバイスでも可能にする
  • モバイルかつインテリジェントなイントラネットを提供し、近代的なチームサイトや業務アプリケーションの作成と発行をデスクトップでも「ポケット」からでもアクセス可能にする
  • 近代のウェブ開発に沿って、SharePointの拡張性をよりオープンかつ進化されたものにする
  • セキュリティ、プライバシーとコンプライアンスについてOffice 365を全体的に強化

今回投稿する記事は、上記ロードマップの中でも「モバイルかつインテリジェントなイントラネットを提供し、近代的なチームサイトや業務アプリケーションの作成と発行をデスクトップでもポケットからでもアクセス可能にする」について一部抜粋し、概要レベルでご紹介する内容です：　（日本マイクロソフトの公式和訳はこちらの記事をご覧ください）

 

モバイルかつインテリジェントなイントラネットを提供

今回のリリース発表では、「モバイル」と「インテリジェンス」がキーワードとなっています。これも、Satya Nadella氏が言われている「生産性の向上」のビジョンから来ているのですね。

主に２つのポイントがこのテーマで紹介されました。

 

ポケットからアクセスをコンセプトに：SharePoint モバイルアプリ

今年度内にWindowsとAndroid、今四半期内にはiOS向けにリリース予定と発表されています。

コンセプトとしては、「ポケットから」会社のニュースや発表、 同僚やサイト、コンテンツやアプリへアクセスできて、オンライン版、オンプレミス版も統合されて表示できるようになるそうです。

エンドユーザーさんにはうれしいニュースですね。


英語にはなってしまいますが、以下はMicrosoftが出している、モバイルアプリのデモンストレーションです：

SharePoint Homeと近代的なチームサイト

 

今まではチームサイトとOffice 365グループは別物でしたが、今年度を目標に統合して、すべてのグループにチームサイトが与えられることにより、Office 365内でのグループ管理できるようになるそうです。これは管理者の方々にはありがたい機能強化ですね。コンプライアンスやセキュリティ的にもOffice 365の部分がそのまま活用できるコンセプトです。以下のイメージの通り、どのデバイスからでも同じ体験ができるようにして「ユニバーサル」なデザインで統一されています。


 

 

 

「モバイルとインテリジェントなイントラネット」のロードマップ

それではロードマップです。この四半期で予定されている内容は以下の通りです：

  • 近代的なドキュメントライブラリの体験（ファーストリリーステナントへはすでにリリースされてます）
  • iOS向けSharePointモバイルアプリのリリース
  • Office 365上にSharePoint homeを公開
  • 近代的なリストの体験
  • サイトコンテンツページでのサイト活動状況とインサイトの表示

そして、今年中には：

  • WindowsとAndroid向けSharePointモバイルアプリのリリース
  • SharePointサイトとOffice 365グループの連携
  • サイト作成をより早く、シンプルに
  • 近代的なページの体験
  • チームと組織内のニュースや発表機能
  • PowerAppsとMicrosoft FlowのSharepointとの連携

と公開が楽しみですね。また情報が入り次第、随時投稿します。それでは！

 

情報元: https://blogs.office.com/2016/05/04/the-future-of-sharepoint/