Power Platformの新機能「AI Builder」とは
Microsoft Business Applications Summit 2019で発表された「AI Builder」はPower Platformの一部として、PowerApps、Microsoft Flowなどと組みわせて新しい人工知能/機械学習を誰でも構築可能にする新機能です。RPAよりも簡単に様々な業務が自動できます。
AI Builder はどの利用者でも、従来必要であったプログラミングやデータサイエンスの知識がなくとも、誰でも簡単に機械学習が利用できるようになることを目的としており、PowerAppsやMicrosoft Flowとも簡単に統合・連携させることができます。
AI Builderの使い方
AI Builderの使い方は非常にシンプルで、5つのステップで機械学習が実装できます。
-
AIテンプレートを選ぶ
まずはテンプレートから、目的に応じて必要なものを選びます。 - データを接続
Common Data Serviceから機械学習させたいデータの対象を選びます。AI Builderがその後の難しい処理を全部やってくれます。 - AIモデルの構成
データのフィルタリングを行い、AIモデルを最適化させます。 - AIモデルの学習
解決したい問題さえ指定すれば、AI Builderは自動で学習を始めます。例えば製品の画像を覚えさせるなど。学習が完了すると、精度などの学習結果の詳細を提示します。 -
AIモデルの利用
利用するには一行もプログラムを書く必要はありません。Power Platformを利用することで、文書のデジタル化(OCR)や、自動診断などをMicrosoft FlowやPowerAppsと組み合わせることができます。
利用可能となるAIモデル
AI Builder には6月の一般公開プレビューとして、以下5種類のAIモデルが利用可能となります。
- オブジェクト検出器(Object Detection)
- 文書スキャン(Form Processing)
- 二項分類(Binary Classification)
- テキスト分類(Text Classification)
- 名刺リーダー(Business Card Reader)
それぞれの詳しい使い方は、リンクをクリックしてくださいね!
コメントを残す