PowerAppsからワンクリックで会議室予約、メール送信機能を追加!Office 365との連携がさらに簡単に
2018年9月20日にPowerAppsの新しいプレビュー機能として、Office 365との連携がさらに強化され、ワンクリックでメール送信、会議室予約、人検索などの機能が追加できるようになりました。
さらに作成されたスクリーンをカスタマイズすることにより、Microsoft Graphや200種類以上の他のコネクターなどとも連携させるといろいろと面白いことができそうですね。
この機能は現在プレビュー環境にのみ配信されていますが、また近日中に一般環境へも公開される予定です。
これらのスクリーンは他のスクリーンのテンプレートとも連携可能ですので、例えばメールスクリーン、人検索スクリーンと会議予約スクリーンを追加するだけで、人選択スクリーンから選ばれた人はどのスクリーンにも自動で反映されます!
(通常は変数やコレクションなどを理解しておかないと、少しややこしかったりします)
新しく追加されたスクリーン
- 電子メール – このスクリーンを追加すると、アプリからメールが送信できます。
- 人々 – 組織内の検索が可能になります。これを追加する際にOffice 365ユーザーのコネクターも追加し、MyPeopleというギャラリーに選択したユーザー情報が保管されます。
- 会議 – Outlookへ素早く会議招集が遅れます。空き予定の候補は自動的に表示されるようになっています。
- カレンダー – 自分の予定が確認できます。これを利用して、カレンダー機能をアプリに追加しましょう。
- チュートリアル – このスクリーンを最初の画面に追加しておけば、アプリを始めて利用する人への利用方法が伝えられます。
- 成功 – これはシンプルなスクリーンでして、何か動作を終えた後の画面として利用できます。例えば、フォームを送信後の「送信しました」画面などで使えます。
技術的な情報
- これらのスクリーンにはNavigate関数が含まれていないので、動作後の画面移動は自分で追加する必要があります。
- 人々、会議、電子メール のスクリーンは「MyPeople」というコレクションを利用します。別のコレクションなどにしたい場合は、Itemsプロパティを修正することで可能です。
- MyPeople コレクションは一度画面で何らかしらのアクションを終えると空になるように設定されています。つまり、例えばメールを送信すると、宛先の設定はリセットされますので、他のスクリーンでも利用している場合はそれらでもリセットされます。
- 人を検索する場合、15個の候補までのみ表示されます。
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会議スクリーンから部屋を探すと、20部屋までのみ表示されます。これはコネクターの制限によるものです。詳しくは:
- 部屋の一覧を取得し、コレクションへ保管されます。
- 選択した一覧からさらに空いている部屋のみを取得します。
- 部屋の一覧を取得し、コレクションへ保管されます。
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カレンダースクリーンでは指定した日のイベントをすべて取得します。「空き時間」と設定しているイベントを除く場合は、CalendarEventsギャラリーのItemsを以下のように設定します:
- SortByColumns(Filter(MyCalendarEvents, Text(Start, DateTimeFormat.ShortDate) = Text(_dateSelected, DateTimeFormat.ShortDate), ShowAs <> “Free”), “Start”)
- SortByColumns(Filter(MyCalendarEvents, Text(Start, DateTimeFormat.ShortDate) = Text(_dateSelected, DateTimeFormat.ShortDate), ShowAs <> “Free”), “Start”)
このアップデート以外にもPower Platformでは190個のアップデートがこの2018年10月リリースに向けて提供される予定です!(一部は11月~1月のものもあります)
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