Office 365を活用した1分で作れるPowerAppsアプリ
PowerAppsの2018年9月のアップデートで強化された機能の一つが「新しいスクリーン」です。
Office 365 サービスとの連携強化され、更に便利になりました。
今までのPowerAppsでは:
- 空のスクリーン
- スクロール可能スクリーン
- リストスクリーン
などといった、標準的なスクリーンのみ追加が可能でした。
今回のアップデートでは、Office 365のコネクターを自動で追加し、活用できる「新しいスクリーン」機能が追加され、より便利になり、ワンクリックで様々な機能が追加できるので、今までのように一から作成する必要もなくなりました。
追加された新しいスクリーン
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電子メール – メール送信機能の画面が追加できるようになります。
- 人々 – 従業員が検索できるようになります。Office 365 ユーザーコネクターを自動的に追加し、「MyPeople」ギャラリーへ選択した従業員を追加できます。
- 会議 – Outlookを経由して、会議の招待状を送ることが出来ます。予定の候補時間は自動的に提案するように設定されています。
- カレンダー – 指定した日の予定表が閲覧できます。
- チュートリアル – このスクリーンを利用することで、アプリの利用方法について説明しやすくできます。
- 成功 – このシンプルな画面は、何かの確認処理を行ないたい場合に便利です。例えば、フォーム送信後や、会議招集を送った後などに適しています。
技術的な情報
- 画面推移の機能は追加されていません ので、自分で追加する必要があります。
- 人々、会議、電子メールは全て「MyPeople」というコレクションへ書き込みます。もし設定を変えたい場合は、「MeetingPeopleGallery」のItemsプロパティを変更してください。
- MyPeopleコレクションの中の内容は自動的にクリアされます。例えば、メール送信後はコレクションが削除されます。他の画面でも削除されます。
- 人を検索する場合、最大15件の結果のみ表示されます。
- 会議スクリーンから部屋を検索する場合、最大同時に20部屋の結果のみ表示されます。これはコネクターの仕様上、それ以上の件数が表示できません。
- 部屋の一覧を取得した後に、コレクションに保管されます。
- 部屋の一覧を選択した後に、利用可能な部屋が取得されます。
- カレンダースクリーンに表示されているイベントは選択したカレンダー内で指定した日付分からすべて取得します。「空きの予定」と設定されているイベントを排除する場合、CalendarEventsギャラリーのItemsプロパティを以下の関数に変更してください:
SortByColumns(Filter(MyCalendarEvents, Text(Start, DateTimeFormat.ShortDate) = Text(_dateSelected, DateTimeFormat.ShortDate), ShowAs <> “Free”), “Start”)
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