Modern SharePoint リストのリリースが発表 – Microsoft FlowやPowerAppsとも連携
今年、我々は新たなクラウドファースト、モバイルファーストなSharePointのビジョンとロードマップを発表し、人々やチーム、組織が、どこでも、どのデバイスでも共有し、共同で作業でき、インテリジェントな探索が実現できることをお伝えしました。そして本日、我々は、モダンなSharePointリストをSharePoint Onlineでリリースしたことを発表します。これにより、PowerApps や Microsoft Flow ともワンクリックで連携できるようになります。これらの機能はOffice 365のファーストリリースを有効にされているお客様を対象に、8月第1週から配信します。
Modern SharePointリストの新機能
Modern SharePointリストは、より強力な方法で、人々が構造化されたデータへチームサイトからアクセスできるようになり、チーム内でのコンテンツ管理(例として、投資口座の研修詳細や、フィールドサービスのリクエスト情報、ソフトボールチームのTシャツのサイズまでも)が可能になります。1000万以上ものカスタムリストがOffice 365で利用されています。
今回我々は、見た目が良く、レスポンシブで、わかりやすく、簡単にどのデバイスでも利用できるモダンリスト体験を提供します。Modern SharePointリスト体験は、全ての既存のSharePoint Online リストでも自動的にご利用になれます。
Modern SharePoint リストでは:
- ユーザーがリストに列を追加したり、ソート、フィルター、グループ化がその場で変更できるようになることで、より簡単に利用できるようになります。
- リストを離れることなく、インフォメーションパネルから詳細情報の閲覧と編集ができるようになることで、データの品質が向上します。
- クイック編集(Quick Edit)機能により、アイテムの一括編集が可能になり、より生産性が向上します。
- 承認、バージョン管理とアラート機能で、単純な業務プロセスを自動化することができます。
- 静的なデータに対して、人、画像、メタデータタグ等のリッチデータを追加することが可能になります。
Modern SharePoint リストでの情報パネルの表示
更に、Modern SharePoint リストは、SharePointモバイルアプリでも綺麗に表示されます – どこでも、どのデバイスでも、ファーストクラスの業務プロセスツールを提供します。
SharePoint モバイルブラウザでリストアイテムを編集
ModernとクラシックSharePoint リスト体験を提供
ほぼ全てのSharePointクラシックリストは、自動的に新たなModern SharePointリストインターフェースを利用できるようになります。Modern SharePointリストは、クラシックモードで作成されたテーマや、ナビゲーション、カスタムボタン機能がサポートされます。ユーザーがリストを参照するたびに、カスタマイズ内容の互換性を確認します。もし互換性のないものが見つかった場合(例えばサポートされていないブラウザバージョンや、JSLinkカスタマイズ等)、リストは自動的にクラシックモードに戻ります。ユーザーはいつでもクラシックモードへ戻ることができます。リスト単位、サイトコレクション単位、もしくはテナント単位で管理者はクラシックモードを既定の設定にできます。そして、我々は、クラシックモードを無効化する予定は現在のところありません。 クラシックモードは、皆様のカスタマイズ内容を今日も明日もサポートします。これから先はSharePointフレームワークと共にModern体験のためのリッチなカスタマイズシナリオを開発していきます。
PowerAppsとMicrosoft Flowの連携
お客様は業務プロセスを支援するために、頻繁にSharePointリストとその他のシステムを連携しています。Microsoft FlowがSharePoint Modern リストと深く連携されることにより、これらのシナリオはより強力になります。 Flowはワークフローを自動化し、SharePointと複数のマイクロソフトやサードパーティーサービスとのデータ連係を可能にします。そして今回、FlowをSharePointリストから直接起動し、作成できるようになり、SharePoint内でデータを編集、格納することができるようになります。
PowerAppsでは、業務アプリをどのデバイスにでも数分でアクセスし、作成、共有することができます。効率的にモバイルフォームを直接SharePointリストから作成でき、コードを書く必要はありません。PowerAppsとFlowは共通のコネクターフレームワークを採用しているため、オンプレミスでもクラウドからでも数十個のデータソースへ接続でき、Exchange、 SQL、Dynamics、Salesforce、Google、Mail Chimp、TwitterやWunderlist等にアクセスできます。
SharePointリストから、PowerAppsを作成
SharePointからFlowを作成
新たなFlowをSharePointから自動的に作成
FlowとPowerAppsはいずれも現在パブリックプレビュー版が公開されています。
PowerAppsやFlow連携についての詳細は、こちらの動画をご覧ください(英語)
次のステップは?
Modern SharePointリストの配信は、First Releaseプログラムに参加しているお客様から8月上旬に開始します。その後、PowerAppsとFlowがコマンドバーに追加されます。Office 365 グループでフルチームサイト機能がもうすぐ利用できるようになり、これまで以上により多くのユーザーは我々の業務アプリツールへアクセスできるようになります。この秋にアトランタで開催される、Microsoft Ignite ではより多くのことがご覧になれます。
Modern SharePointリストを早期プレビューしてみよう
お客様が、早い段階で、Modern SharePointリストを試し、ユーザーへのインパクトや、トレーニング、カスタマイズやその他サードパーティーツールへの影響を確認されたいことを我々は認識しています。よって、本日より、First Releaseプログラムより前に、Modern SharePointリストの早期プレビューを提供します。
Office 365 Network にて詳細をご覧下さい。(本ブログ記事には、以下の部分に記載しています)
—Chris McNulty氏 SharePointチームのシニア製品マネージャー
Modern リストのプレビューの有効化方法
- SharePointリストを開きます。
-
URLに「TryNewExperience=true」を追記します。
- 他のクエリが既にURLで存在する場合は「&TryNewExperience=true」と追記してください。
- 他にクエリがない場合は「?TryNewExperience=true」と追記してください。
- ブラウザーを閉じると次回から元に戻ります。
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