Microsoft AzureのPaaSサービス、「Azure SQL」を今回は作成してみたいと思います。

Azure SQLを使用するメリットとして、サーバの管理・運用はすべてAzure側で処理され、ユーザー側はその中にあるデータベースのみ管理すればいいので、管理が楽で、ライセンスなども別途購入する必要がありません。

 

Azure SQLサーバ作成手順

Azure Portalから「参照」をクリック、「SQL Server」を選択します。


 

「追加」をクリックします。


 

「サーバ名」、「サーバ管理者ログイン」等の情報を記入し、「場所」も選択します。

今回は「西日本」を選択しています。設定事項をすべて記入したら、「作成」を押します。


 

デプロイが開始されるので、数分待ちます。


 

作成されたら、以下のように表示されます。早速クリックしてみましょう。


 

クリックすると、サーバの詳細情報が表示されます。

これだけでは、サーバへアクセスできません。「すべての設定」をクリックします。


 

「ファイアウォール」をクリックします。

ここでは、自分のIPアドレスを登録しましょう。「クライアントIPアドレス」に表示されています。

「開始IP」、「終了IP」はどちらも同じで問題ありません。

「規則名」には「自宅」や「社内」等わかりやすい名前を入力します。


 

次に「プロパティ」をクリックします。

「サーバー名」にアドレスが表示されています。このアドレスは後で必要になるので、メモを取りましょう。

これで、Azure側の設定は完了です。


 

次に、サーバへアクセスしてみたいと思います。

普段使用しているSQL Management Studioからでもアクセスできます。

※事前にSQL Management Studioのバージョンを2016 CTP3以上にしておく必要があります。2016/4/1時点では、SQL Management Studio 2016 CU2が最新です。

まず、SQL Management Studioを立ち上げて、「Server name」に先ほどメモを取ったアドレスを入力します。

「Authentication」(認証方法)は「SQL Server Authentication」へ変更します。

「Login」と「Password」は、最初の方にAzure Portalで設定していた、「サーバ名」と「サーバ管理者ログイン」です。後は「Connect」をクリックします。


 

もし、以下のような画面が表示されたら、ファイアウォールの設定が間違っているので、もう一度登録したIPアドレスが正しいことを確認する必要があります。


 

無事接続されたら、以下のように表示されます。

次回の記事ではAzure SQLにデータベースをデプロイしたいと思います。