マイクロソフトは11月22日に、Azure Resource Managerからデプロイした仮想マシンを対象に、自動シャットダウンを設定できるようにしたことを発表しました。以下はその発表内容を和訳したものです。

我々はたった数クリックだけで、ARM (Azure Resource Manager）経由でデプロイした仮想マシンを自動的にシャットダウンできるようにしました！

この機能は従来、Azure DevTest Labs（無駄を最小限に抑え、費用を管理できる、Azure上のセルフサービスのサンドボックス環境）で作成した仮想マシンでのみ利用できました。今までお聞きになったことがない方への説明ですが、このサービスの目的は、ITと開発チームが従来問題としてきた課題を解決するためのサービスで、開発環境の用意が遅れたり、環境設定に時間が取られたり、高い保守コスト等です。このサービスにより我々のお客様は、「素早くテスト」する環境を得ることが可能になりました。

DevTest Labs上のテンプレートは再利用可能で、一度作成されたらどこでも再利用できます。パブリックAPI、PowerShellコマンドレットと、VSTS 拡張（エクステンション）により、非常に簡単にDev/Test環境をリリースパイプラインへ連携させることが可能です。Dev/Test シナリオ以外にも、Azure DevTest Labsはトレーニングやハッカソンなどのシナリオでも利用できます。その他詳細なメリットについては、Gこちらの一般公開した際に発表した投稿をご覧下さい。もし、DevTest Labsがどのようにトレーニングで利用できるかご興味がありましたら、こちらの記事からAzure DevTest Labsをトレーニングで利用する方法をご確認ください。

過去数ヶ月で、DevTest Labs利用者が最も利用してきたポリシー（設定）が自動シャットダウンの機能でした。また、その一方でもうひとつ分かったことが、多くのお客様は既にDev/Test環境がAzureで動作しており、それら仮想マシンに対して自動シャットダウンのみを実装したことがわかりました。既にプロビジョニングされ、集中管理されているため、セルフサービスの機能はあまりそれら環境では必要とされませんでした。更に、自動シャットダウンをするためだけにDevTest Labsを作成するのは少し大がかり過ぎることでした。そのため、今回我々は人気の機能である、仮想マシン自動シャットダウン機能を全てのAzure Resource Managerで作成された仮想マシンに対して提供開始しました。

この機能により、自動シャットダウンは非常に簡単になりました。

  • Azureポータル上から、仮想マシンのブレードにいきます。
  • 左側にあるリソースメニューから、「自動停止」を選択します。
  • ここで、自動シャットダウンの設定が確認でき、シャットダウンする時間とタイムゾーンが指定できます。さらにWebhookのURLに対してシャットダウン15分前に通知を設定することもできます。sここの記事からAzure Logic Appを利用して、自動シャットダウンの通知を設定する方法が確認できます（英語）

この機能と、Azure DevTest Labsで何ができるかの詳細を知りたい場合は、Azure DevTest Labs チームブログの記事をご覧下さい。

最新のサービスリリース情報や、DevTest Labsに関しての意見はtチームブログのRSSと、Sサービスアップデート情報をご覧下さい。

まだまだ多くのものがロードマップにあり、早く開発してお客様へリリースしたいと考えています。皆様の課題を解決し、正しいソリューションを提供するためには皆様のご意見が重要です。DevTest Labsで対応するべき機能に関してのご意見を募集してますので是非DevTest Labs フィードバックフォーラムでの投稿やアイデアへの投票をお待ちしております。

DevTest Labsで問題やその他質問がありましたら、MSDN フォーラムまでお問い合わせ下さい。

情報元: Announcing auto-shutdown for VMs using Azure Resource Manager