4月11日にリリースされた、最新版Microsoft Dynamics NAVベースのクラウドサービス:「Project Madeira」には、Power BIとの連携機能が標準で用意されています。今回は、Project Madeiraを使って、Power BIとの連携をデモ環境で設定してみます。

※プレビュー版なので、販売される際の仕様と若干違う可能性があります。

まだ、Project Madeiraのデモ環境をお持ちでない場合は、こちらの記事をご覧ください。

 

Power BIと連携する前に、Power BIからProject Madeiraへアクセスできるようにするための認証情報を用意する必要があります。

まず、Project Madeiraの画面を開き、画面右上の検索ボタンをクリックします。

検索画面が表示されたら、「Users」と検索し、Usersのリンクをダブルクリックします。


 

デモ環境には「STOCKPILER@VALOREMCONSULTING.COM」というユーザーが用意されています。リボンから「Edit」をクリックします。


 

「Change Web Service Key」をクリックします。


 

警告画面が表示されますが、無視して「Yes」をクリックします。


 

「Key Never Expires」にチェックを入れて、OKをクリックします。


 

これで「Web Service Access Key」にランダムで生成されたアクセスキーが作成されました。後程Power BIの画面で使用するので、この長いコードをコピーして、メモ帳などに貼りつけます。


 

次に、Power BIを開きます。Project MadeiraですでにOffice 365認証を終えているので、そのままアクセス可能なはずです。「サービス」の「取得」をクリックします。


 

リストに表示されている、「Project Madeira」をクリックし、「接続」をクリックします。


 

「OData Feed URL」には、Project MadeiraのURLを入力します。赤字は別の番号です。

URL例:「https://mod123456.projectmadeira.com:7048/MS/OData/Company(‘CRONUS%20US’)


 

次に、認証情報を設定します。認証方法は「Basic」へ切替えて、ユーザー名とパスワードは、先ほどProject Madeiraの画面で確認した、ユーザー「STOCKPILER@VALOREMCONSULTING.COM」とパスワードはメモ帳へコピーした、ランダムなWeb Service Access Keyです。入力後、「サインイン」をクリックすれば、完了です。


 

以下のように、ダッシュボードが表示されていれば、無事設定が完了しました。