Power Automate Desktop の発表に合わせて米国マイクロソフトは「RPA in a day」という教材のバージョン2をリリースしましたが、そこにはレガシーアプリケーション(古いアプリ)の例として、皆さんが利用できるサンプルアプリ「Contoso Invoicing」という英語のアプリが含まれていました。英語ということもあり、日本の皆さんには使いにくい&イメージしにくいところがありましたので、このたびその日本語版を作成しました。このサンプルアプリを使うことで、Power Automate Desktopからデスクトップアプリの自動化などを試してみたい時に、更に理解が深まります。

インストール&ダウンロード手順

  1. こちらのリンクからインストール用のファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、中にある「ContosoInvoicingSetupJP.msi」というファイルを起動します。
  3. 下記のセットアップウィザードが開始されます。次へをクリックします。
  4. インストール先を選びます。特にこだわりがなければこのままの状態で次へをクリックします。
  5. 再度次へをクリックします。
  6. 確認画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
  7. これでインストールは完了です。閉じるをクリックします。

サンプルアプリの中身

インストールすると、デスクトップ上には「請求デモアプリ」というショートカットが作成されます。こちらを起動すると日本語化されたContoso Invoicingアプリが開きます。

機能としては4つ使えるものがあり、それ以外はダミー(偽物)の機能ですのであまり期待はしないで下さい。あと、アプリの制約として、削除ボタンはありますが、削除はできません。

顧客管理

顧客が予め5つ用意されています。新規作成ボタンを画面左上で押すと、新たに顧客を登録できるという操作を試すことができます。

※遊び心で名前に私の名前を部分的に入れていますので、このアプリをパクって自社で売ろうとしてもすぐにバレますので予めご了承ください。

請求管理

請求を管理する機能です。請求日や連絡先、請求額を入力できるようになっています。

問い合わせ管理

サポートのシナリオを想定して、お客様からの問い合わせを記録したりする機能です。

訪問管理

サポート問い合わせに対する訪問を記録するためのアプリです。

Power Automate Desktopをこれから始める方

Power Automate Desktopのリリースに合わせて私のYouTubeチャンネル「吉田の備忘録」でサクッとPower PlatformシリーズとしてPower Automate Desktopのセットアップ方法や操作方法を掲載していってますので、是非ご覧下さい。今回公開したデモアプリもYouTubeの方で教材として利用していきます。