MicrosoftのPower Apps、Power Automate、Power BI、Power Virtual AgentとDynamics 365についての専用イベント、「Microsoft Business Applications Summit 2020」が開催されました!この記事ではそんな中から日本時間5月7日午前1:15から開催されたライブイベント、LIV02「Empower Your Organization with the Microsoft Power Platform」についてのまとめです。

このセッションはPower Platformの開発チームのトップ、Power Apps・Power Automate・Power Virtual Agentを率いるCharles Lamannaと、Power BIを率いるArun Ulagのセッションのため、タイトルはまるで概要レベルの説明に見えますが、実際のセッション内容としては今年1年の製品の方向性を発表するものとなります。

まず、背景として2024年までに65%の組織でアプリケーション開発はローコードになる、というガートナーの調査結果からの話が共有されました。

それのマイクロソフトの解として、Power Platformが提供されているという説明が行われました。

Fortune 500の会社の97%が既にPower Platformを何ら頭の形で利用しています。

そしてPower Platformを支えるコミュニティは拡大しており、今では160万人ものアクティブなコミュニティメンバーが存在します。

今回のMicrosoft Business Application Summitにおける大きな発表内容は主に5つであると説明がありました。

まず、Power Appsでネイティブに搭載されている、データ統合保管サービス「Common Data Service」がT-SQLに対応しました。これは開発者、データベース管理者の方に取っては非常に大きなアップデートとなり、Dynamics 365のお客様としても非常に便利な機能です。

あたかも普通のSQLのデータベースと同じように扱うことができるようになります。

Power BI界隈のかたにとって便利なアップデートが、Common Data ServiceのDirect Queryへの対応です。

これにより、リアルタイムでCommon Data Service上の情報が取り出せるようになるので、リテール業や、データが高頻度で更新されるようなPower Appsのシナリオにもリアルタイムな分析に対応できるようになりました。

もう一つが4月に一般公開となった、Power AutomateのRPA機能、UI flowについてです。

Power Appsに関してのアップデートでは、大きなポイントとして、仮想現実(AR)が5月にプレビュー公開されました。これにより、アプリの中にプログラミング知識なくとも、仮想現実を搭載したアプリケーションを作成できるようになりました。

また、Microsoft Business Application Summit という観点では、Power Virtual Agentが今年はリリースされました。Power Virtual Agentは、チャットボットを誰でも簡単に、ノーコードで作成できる機能です。

次にPower BI側の発表がありました。Power BIとしては3つのテーマの元アップデートしていくとの発表があり、その1つ目が、Office製品に近しい捜査でAIが搭載された体験を提供することです。

エンドユーザーが自分で設定できる可視化など、UIも大幅にOffice製品に近しい形で提供されるようになりました。

2つ目のテーマは、組織で最も求められている機能の提供でした。

大規模の組織では必須となる、開発・テスト・本番環境の構成設定などが可能となります。

第三の施策としては、BIをどこでも誰にでも浸透させるためにというテーマです。

Teamsへのシームレスな埋め込みや、普段使い慣れているExcelとの連携強化などが発表されました。

Power Platform全体の強化としては、以前からどのPower Platformサービスでも提供されているコネクタについて改めて説明がありました。

そして、サービスの方向性としては、これらPower Platformサービスは、プロの開発者と手を取り合って、あくまでも市民開発者だけでなく、全ての開発者が利用できるツールであることが訴求されました。

プラットフォームを支えるインフラ設備としての説明がありました。

今年の主な今後の強化・改善点について、最後は触れられました。

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