昨年、アプリやチャットボット、プロセスの自動化をローコードで可能とする、Microsoft Dataverse for Teams をリリースし、次世代の働き方を提供しました。その発表と合わせて従来 Common Data Service と呼んでいたものは Microsoft Dataverse へと名前を変更し、コネクタは様々な改善や進化を遂げ、Power Automate や Power Apps、Power Virtual Agents、Microsoft 365 のサービスなどともシームレスに接続できます。

今まで Common Data Service (現在の環境) コネクタと呼ばれていたものは、Power Automate と Microsoft Dataverse との接続に利用されてきましたが、この度名称を統一させるために変更し、Microsoft Dataverse となり、新しいアイコンや色になりました。従来利用していたものに慣れている方のために、短期的には旧名で検索することは引き続き可能ですが、新しい名称で検索されるようにすることをおすすめします。今回のコネクタ名の変更に合わせて、トリガーやアクションの名前に関しても、より分かりやすいものへと変更しました。

今回の発表は単なる名称変更だけではありません。従来のコネクタよりもさらに信頼性の高い、パフォーマンスの良いものとなり、新しい機能も追加しました。

これから4月中は様々なドキュメントを更新し、新しい利用例や画像も追加していきます。

来月新たに2つの機能を追加します。1つは新しいAIを搭載した検索機能のアクションと、業務ロジックにより自動実行可能なトリガーです。Dynamics 365 Finance and Operations(ERP)にはすでに搭載されているビジネスイベントモデルを基に作成したこの機能は、Dataverse、Finance and Operations、Dynamics 365 Customer Engagement(CRM)の自動実行をより簡単にし、統合された1つのプラットフォームとして、実行できるようになります。

上記で記載した機能以外にも、すでに様々な機能改善なども行いました。

以前 Common Data Service コネクタとして公開していたものは「Microsoft Dataverse (legacy)」への変更し、アイコンは新しいものへと変更しますが、色はグレー色で表示します。

Dynamics 365 コネクタは2020年5月5日に非推奨となったため、すでに上記の変更を行いません。Microsoft Dataverse コネクタをご利用ください。

これから先数か月で、様々な改善や新たな機能をDataverseコネクタへ追加していき、レガシーにしか搭載されていないアクションなども移行していきます。