マイクロソフトは8月2日にPower BIのアラート機能を強化したことを発表し、より多くのプラットフォームへも対応したことをPower BI開発チームのブログで発表しました。

以下はその発表内容を和訳したものです。一番下には手順を追記しています。

 

Power BIのデータから重要なインサイトを発見し、データを基にiOS、Windows 10モバイルで通知を受信し、行動することができるようになりました。アンドロイドでも、もうすぐ可能になります。

iOSユーザーの方であれば、デバイスからアラートを有効化し、特定の値を超えるとリアルタイムで通知を受けるように設定できることをご存じかもしれません。今回のPower BIモバイルのリリースでは、データ通知機能を強化し、どのプラットフォームでも受けられるようにしました。Power BIサービスから直接アラートを設定するか、Power BIモバイルアプリから設定できます。データによる通知機能は、iOS、Windows 10 モバイル、Androidでももうすぐ利用できるようになります。

あなたにとって一番重要な指数に対してアラートを設定すれば、常に監視することができるようになります。アラートはゲージや、カードタイルに対しても設定できます。

Power BI ウェブアプリ

Power BI モバイル

アラートをどこでも

アラートはすべてのプラットフォームに対して更新されます。そのため、どこでアラートを設定しても、ウェブとモバイルの両方へ設定が反映されます。脱出を共有したり、タイルを共有しても、アラートはあなたのみに届きます。

アラートを個人的にする

アラートはより個人的な設定が可能となりました。アラートのタイトルをカスタマイズすることでよりわかりやすくしたり、通知頻度を設定できます。アラートはデータが更新され、特定の値を超えた場合のみに実行されます。通知頻度は1時間毎か、1日毎に設定可能です。さらに、通知をメールでも受信できます。アラートの設定数は無制限です。

どこでも最新の状態を把握

アラートが実行された場合、モバイルデバイスでプッシュ通知を事前に設定された通知頻度で受信します。プッシュ通知に加え、どのプラットフォームの通知センターからでも過去に実行されたアラートが確認できます。

データを更に探索する

監視していた指数で特定の値を超過し、アラートを受信しました。では次に何すればいいのでしょう?各アラートにはデータへのリンクがあり、通知へアクセスすることで、該当するタイルへアクセスでき、データを参照し、分析することができます。タイルを同僚と共有したい場合、Power BI モバイルの注解と共有機能で 議論を続けられます。アラートの設定でメールを受信するようにした場合、以下のようなメールを受信します。このメールにはアラートタイルとダッシュボードへのリンクが含まれており、より簡単にタイルへアクセスすることができます。

アラートはみなさんからの多くのリクエストにより実現しました。そして今回このリリースに含められたことに我々はワクワクしています。従来のようにPower BI コミュニティでみなさんのご意見をお待ちしております。

情報元: https://powerbi.microsoft.com/en-us/blog/always-be-in-the-know-new-and-improved-data-driven-alerts/

 

設定方法

ダッシュボードで、アラートを設定したいタイルの右上にある「・・・」をクリックします。

 

ベルマークのアイコン(アラートの管理)をクリックします。

 

画面右側にアラートの管理画面が表示されます。

アラートルールの追加を押すと、詳細が設定できるようになります。

アラートのタイトルや、アラートが発生する条件や通知頻度を設定し、「保存」をクリックします。