Microsoft Teams で使えるPower Apps 用のデータソース「Dataverse for Teams」がアップデート
Dataverse for Teams の提供を2020年から始め、利用者の皆さんからのフィードバックは明確でした。より多くの場所で、より多くのところで利用したいという点と、もし必要であればDataverse へアップグレードできるようにしたいを要望を頂きました。
本日(2021年3月11日)より、以下のアップデートの提供を開始しました。
より多くの環境が利用可能に
Dataverse for Teams の提供を始めたころは、500環境を上限としていました。開始後、利用者の方々が活用し始めて、より多くの環境(めちゃくちゃ多くの環境)を要望されることがわかりました。そして、これを業務で活用するには数千の環境が必要という場合もあることがわかりました。
そこで本日より、Dataverse for Teams で利用できる環境数を大幅に増加しました。
皆さんが既にお持ちのMicrosoft 365(Office 365)のシート数に応じて、この容量は最大で1万環境まで利用できるようになりました。この変更に伴い、最大で使える環境は20倍になり、合計で100億行のデータを保管することができるようになりました。
この変更は日本時間2021年3月20日までに完了する予定です。
区分 | 容量の上限 |
Dataverse for Teams 環境 | 5環境 + Microsoft 365のユーザー20人につき、更に1環境追加
例)20,000ユーザー居れば、5環境+1,000環境=1,005環境 |
Dataverse for Teams のテナントの容量 | 10GB + Dataverse for Teams 環境数 x 2GB(最大19.5TBまで)
個々の環境の2GBは拡張不可。それ以上必要な場合はDataverseへのアップグレードが必要 |
Dataverse for Teams のAPI実行数 | API実行数は複数の条件によって影響します。こちらをご参照ください:要求の制限と割り当て – Power Platform | Microsoft Docs |
より多くの場所で利用可能に
Dataverse for Teams は世界中で求められており、その要望に応えるため、より多くの拠点で使えるようになりました。本日より、南アフリカ、スイス、アラブ首長国連邦の環境が作れます。
必要に応じて機能を拡張
Dataverse for Teams をリリースした当時から、そのままアップグレードできる機能を搭載することをロードマップとしてお伝えしていました。これによりDataverse for Teamsから使い始めた後、より多くの機能や拡張が可能となります。このたびその機能についても提供を開始し、直接アップグレードできるようになりました。
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