先日リリースされたDynamics CRM 2016 Update 1により、今までのダッシュボード機能に新しい機能としてPower BI タイルが追加できるようになりました。

今回は営業ダッシュボードを使って、Power BIのタイルを追加する方法をご紹介します。

 

Power BIを準備

まずは、Power BIとDynamics CRMを事前に接続しておく必要があります。

https://app.powerbi.com へアクセスし、コンテンツパックライブラリのサービスの下にある、「取得」ボタンをクリックします。

 

「Microsoft Dynamics CRM Online Sales Manager」をクリックします。

 

「取得」ボタンをクリックします。

 

「Dynamics CRM Online 2016 Service」の下に、接続先を入力します。

「Fiscal Year End Month Number」の下に、会計年度の年度末の月数を入力します。

例)3月末が締月であれば、「3」を入力します。

 

「認証方法」を「oAuth2」に設定し、「サインイン」をクリックします。

 

Office 365のログインが表示されます。Dynamics CRM Onlineのログイン情報を入力します。

 

ダッシュボードにDynamics CRMの情報が表示されました。これでPower BI側の設定は完了です。

 

Dynamics CRMでPower BI タイルの埋め込みを有効化

次に、Dynamics CRMでPower BIのタイルを追加できるように機能を有効化する必要があります。

まず、「設定」から「管理」をクリックします。

 

「システムの設定」をクリックします。

 

「レポート」タブの中にある、「Power BI タイルの埋め込みを許可」の設定を「はい」にし、「OK」をクリックします。これで有効化の作業は完了です。

 

Dynamics CRMでPower BI タイルを追加

それでは実際にPower BIのタイルを追加してみます。

「営業」の「ダッシュボード」をクリックし、「新規」を選択します。

 

好きなレイアウトを選択します。

 

設定が正しく反映されていれば、「POWER BI タイル」のボタンが表示されているはずです。

「POWER BI タイル」をクリックします。

 

先ほどPower BIで追加したダッシュボードのタイルが表示されています。ここから好きなタイルを選択します。

 

選択すると、選択したタイルがプレビュー表示されます。「OK」をクリックすると、追加されます。

 

このように、Power BI タイルと、標準のDynamics CRMのグラフを組み合わせて表示できます。

 

情報元:https://www.microsoft.com/en-us/dynamics/crm-customer-center/add-or-edit-power-bi-tiles-on-your-dashboard.aspx