PowerApps Portalsは、ローコードで、レスポンシブなサイトを外部ユーザー向けに公開できるポータルサイトです。PowerAppsに格納されたCommon Data Service上の同じ情報を閲覧・編集などが行えます。独自のログイン方法、FacebookやLinkedinなどのSNSでもログインが可能です。

2019年7月からは、PowerApps上から「ポータル」アプリが作成できるようになり、この専用の画面で簡単にウェブサイトが構築できます。これにより、ユーザーはPowerAppsの専用データベース、「Common Data Service」上にあるデータを操作・閲覧することが可能になります。

PowerApps Portalsは、一般公開することもログインするサイトも構築可能です。ログイン方法は複数あり、FacebookやGoogle、Microsoft AccountやLinkedinなどに対応し、それ以外にもSAML2やOpenID Connectにも対応します。もちろん、Azure Active Directoryによる認証も可能です。

専用のポータルデザイナーを利用することで、ウェブページの構成やサイトマップ、テンプレートを活用して簡単にウェブサイトが構築できます。PowerAppsのモデル駆動型アプリで作成したフォーム、ビューの設定内容などをそのまま利用できます。

Power BI Embedded を利用し、ポータルサイト上にダッシュボードなどを埋め込むことも可能です。

PowerApps Portal により、お問い合わせフォームや、仕入先とのコミュニケーションサイト、従業員向けサイトにも利用できますね。

以下の画面もPowerApps Portalにより構築されたポータルサイトの一例です。