本日よりMicrosoft Ignite 2016が開催! 今回はアメリカ、アトランタで開催されています。

 
 

 
 

まずはイントロから

「クラウドによって、私はただの保守担当から生まれ変わりました」


 
 

 
 

クラウドから遠ざかるのではなく、新たなマーケットプレイスとして進むべきなのです


 
 


 
 

 
 

最初の登壇は、Microsoft Corporate Vice President のJulia White氏です。


 
 

 
 

今のITは、「Information Technology」ではなく、「Innovation」(発明)と「Transformation」(変革)を意味します。


 
 

 
 

みなさんに今週のIgniteで持ってもらいたい思いとして、何が可能なのかを学習頂ければと思っています。


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次に、Scott Guthrie による登壇です。


 
 

世界でどのようにITを駆使して「Transformation」(変革)を実現しているのか、見てみましょう


 
 

BMW社では、今年、アプリケーションのアップデートを配信し、車内でよりよい乗車体験を提供しました。HUDやモバイルアプリはMicrosoft Azure(Data AnalyticsやIoT Suite)によって実現したのです

 
 


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Facebook社ではOffice 365を全社で利用するようになり、彼らは仕事のやり方を変革し、生産性を高めました。


 
 

Rolls-Royce社は、Microsoft AzureやCortana Intelligence、Dynamics 365を利用して、全体的なビジネスを変えて、エンジン販売をやめ、マネージドエンジンサービスを提供するようになりました


 
 

Adobeも変化しようとしています。Microsoft Azureを利用し、SaaSサービスを提供しようとしています。


 
 

Microsft CEO Satya氏とAdobe CEO Shantanu氏による登壇が始まりました。


 
 

AdobeではPhotoshop等が有名ですが、クラウドを利用するにあたり、変革の必要性を考えました。それによってAdobe Creative Cloudをリリースしたのですが、次の課題としてグローバルスケールや機械学習等が出てきました。


 
 

四半期で2300億ものトランザクションが発生するのですが、それはPower BIによって分析できるようになりました。


 
 

提供するデータモデルを統一化することで、お客様はより広い利用シーンに適用できるのです。今回の深いパートナーシップによって、それが見せることができるようになったと思います。


 
 

4社の成功例をお見せしましたが、これらのような成功例は皆様によって実現するのです。


 
 

今回のIgniteの目標は、みなさんにも同じような機会が得られるような場を提供し、新たなスキルを取得頂けるようにすることです。

 
 


 
 

 
 

ここで、動画が流れました。クラウドによる人々の変化が描かれています。

 
 

「私は最初、「なぜデータを他の場所へ保管したいか」と批判的でした」


 
 

「最初、私の同僚たちは抵抗を示していました」


 
 

IT担当は、たくさんの費用を使うだけ使って、価値を生み出さない存在だと思ってました。


 
 

「でもその考えはクラウドと、クラウド変革によって、大きく変わりました」


 
 

「以前はただの保守担当で、日々の保守業務に追われてましたが、今ではクリエイティブなアイデアを考え、私のマーケティング部門がどのようにより多くの事を達成できるかを考えたりしてます」


 
 

「クラウドでは、必要に応じて「アドオン」することができます。ハードウェアに投資する必要はありません」


 
 

今ではイノベーティブなアイデア等を考えるようになり、会社は私をより高く評価してくれるようになりました。


 
 

「これを機会により多くのことを学び、より多く露出し、何が利用可能か模索しましょう」


 
 

今朝は既にいろんな素晴らしい例を見てきましたが、これからはテクニカルな事について、お話したいと思います。まずは、クラウドから始めましょう。


 
 

クラウドはマイクロソフト含め、様々な変化をもたらしてきました。そして、これからはクラウドを最大限に生かすための変革に向けて、戦略が必要になります。


 
 

これから企業は機械学習、Cognitive Services、IoT、データ アナリティクスなどを活用し、データからの新たな発見により、インテリジェントなアクションがとれる必要があります。


 
 

Microsoft Cloudは、様々なシナリオに適応し、幅広く、奥深くサービスを提供しています


 
 

現在Azureは34拠点にあり、AWSと比較すると2倍以上もの差があります。


 
 

Azureのスケールがどれほど大きいものかがわかりやすく説明された動画が始まりました。

 
 

「1つのAzure拠点を例に見てみましょう 」


 
 

ロンドンからパリまでの距離もある歩道を建築できるほどのコンクリートを使用


 
 

二酸化炭素排出量プラマイゼロ


 
 

論理的かつ物理的なマルチレイヤーセキュリティを採用


 
 

何百ものCPUコア


 
 

地球を2周できる量のネットワークケーブル


 
 

4つのサッカー試合場が建設できる広さ


 
 

これはたった1つのAzureリージョンです。


 
 

34リージョンの中の1つ


 
 

ダブリン、アイルランド


 
 

シンガポール


 
 

アムステルダム


 
 

 
 

信用されたクラウド:他のクラウドサービスよりも一番多くの認定を受けています。


 
 

Microsoftのクラウドは、17個ものガートナー社のMagic Quadrantでリーダーとして位置づけられています


 
 

85%以上ものFortune 500社が、Microsoft Cloudを利用しています


 
 

それではAzureについてお話しましょう


 
 

仮想マシンや、ストレージはもちろん利用可能ですが、高度な設計に基づいたフルマネージドサービスを活用することで、より素早く行動がとれ、アプリ開発の短縮化が図れます


 
 

Azureを構築するにあたり、いろんな言語やプラットフォームが利用可能です。


 
 

Azureでもオンプレミス環境でもサービス管理する必要がありますが、我々は統合管理ツールなどを提供しています


 
 

次に、シニアDevOpsプログラムマネージャーのDonovan氏が、 新しい機能についてご紹介します


 
 

あなたがグローバルにサービスを提供している会社の、IT管理チームだったとしましょう。


 
 

Azureのおかげで、WindowsもLinuxも世界中に提供できています。


 
 

Azureのクラウド環境だけでなく、オンプレミス環境も管理しているとしましょう。場所を問わず、これらサービスを管理する必要があります。


 
 

そこで本日、新たなサービスとして「Azure Monitor」を発表します。 Hyper-V、VMware、クラウドでも、一目で状況がわかります


 
 

Azure Portal上から「Monitor」をクリックするだけで、すべて一覧で状況が確認できます。


 
 

「Metrics」からサブスクリプション、リソースグループ、見たいサービスと指数をクリックするだけでグラフ表示が可能です


 
 

グラフもいいのですが、さらにいいのがアラート機能です。これによって、常にサービスを監視してくれて、異常が発生すれば、通知してくれます。ずっと張り付いて、管理画面を見る必要はありません。


 
 

Log Search機能により、テラバイト単位のデータを指元で確認できます。 「*」を入力するだけで、秒単位で700万件ものログを検索してくれました


 
 

この例では、オンプレとクラウド両方のSQLサーバのElastic Poolの稼働状況が閲覧できます。クリックするだけで、強調表示も可能です。


 
 

OverviewからUpdatesをクリックするだけで、Windowsマシン、Linuxマシンのアップデート状況が確認できます。これをそのままダッシュボードへ追加することもできます。


 
 

ダッシュボードをカスタマイズして、あなたにとって重要なものだけを表示することができます。


 
 

セキュリティセンターでは、「報告書」のように保護状況が確認できます。「Recommendation」では、セキュリティ的に問題がありそうな構成内容を表示してくれます。


 
 

Security Alertの中の「Incident」機能では、従来では非常に把握が難しかった、攻撃内容を検知し、把握することができます。


 
 

Hybrid管理ソリューションにより、Windows、Linux、VMware、Hyper-V、ベアメタルサーバであっても、クラウドと連携し、Azure上の最新のサーバ群も合せて利用することが可能です


 
 

本日Azure Stack Technical Preview 2のリリースを致します。


 
 

セキュリティシステムのTyco Security CTO Daryll氏の登壇


 
 

我々はレガシーアプリを持っているのですが、グローバル利用やIoTへは対応していませんでした。そこでまずはServer 2016コンテナを利用し、Azure上で構築することでスケーラブルになりました


 
 

次はアプリをAzureのマイクロサービスへ対応することを考えており、様々な可能性を感じています。


 
 

Tyco社で利用していたのはWindows Server 2016ですが、最新版のWindows Server製品です。クラウドレディで、Azureで得た様々なノウハウが含まれています。


 
 

Windows Server 2016では、コンテナをサポートしており、Dockerエンジンを無償で利用することが可能になります。


 
 

更に我々は、本日、Windows Server 2016とSystem Center 2016を発表致します。


 
 

それでは、次に、ハイブリッド環境を利用し、クラウドファースト、モバイルファーストを提供する方法についてお話します。


 
 

 
 

今年の新たなVisual Studioファミリーとして、Xamarinを買収しました。 Visual Studioの中に組み込まれています


 
 

Xamarinによって、我々の競合よりも早いスピードでアプリが開発できるようになりました。


 
 

Xamarinによって、iOS、Windows、Androidでのネイティブアプリ開発が可能になりました。


 
 

Xamarinのおかげで、ばらばらのコーディングが不要となり、より良い機能の開発に専念出来るようになりました。


 
 

Xamarinによって今までのインハウスでは不可能だった、2000以上ものデバイスでの動作テストが実現できるようになりました。


 
 

Xamarin Test Cloudで、230万人に利用されているアプリのバグ管理が楽になりました。


 
 

XamarinとLEGOを組み合わせることにより、お子様へエンジニアリングの楽しみを教えることが可能になりました。


 
 

アプリケーションの現代化はコードを書き換えるだけではありません。開発手法も変更し、Development(開発)も(Operations)運用できる必要があります。VSTSではそれが可能です


 
 

Visual Studioで簡単なASP.NET Coreアプリを開発してみます。ハッシュタグをつけて、Gitへコミットしたいと思います。


 
 

ビルドが実行されています。あわせて単体テストとコードカバレッジも実行されています。更にDockerイメージが作成されていることがわかります。


 
 

Dockerハブへプッシュされたらリリースします。ここでリリース管理を行います。ここでは開発からQA、QAからステージ、ステージから本番環境へとパイプライン管理が可能です


 
 

それではMacでも試してみたいと思います。ここではVisual Studio Codeをお見せしてますが、EclipseやIntelliJでも大丈夫です。Windowsと同じ変更をしてみましょう。


 
 

同じようにCIビルドが実行されています。あわせて単体テストとコードカバレッジも実行され、Dockerイメージが作成されています


 
 

他のビルドを例に見てみましょう。このように、コードカバレッジが表示され、パイプラインの状況も確認できます。どのプラットフォームや言語でも可能です。


 
 

Corporate Vice PresidentのYusuf氏による登壇です。


 
 

我々の魂には、不可能だったことを可能にする姿勢、常に前に進む気持ち、より素晴らしい明日を作りあげようとする考えが含まれています。


 
 

科学、学術、医療、技術、産業問わず、我々は常に進もう、改革しようと意識しています。


 
 

そしていま、我々はデジタル変革の時代へ進もうとしています。それはあなたがデジタルな世界の中心に立ち、あなたがとる行動が一番重要となる時代です


 
 

我々はテクノロジーが、あなたに適応するべきだと考えています。あなたが自然に操作することや、


 
 

音声で質問すること、


 
 

ペンを使って絵を描くこと、


 
 

そして「笑顔」だけで情報を保護できるように


 
 

テクノロジーはよりシンプルで、自然になるあまり、あたかも存在しないような感覚になることで、あなたとあなたのやりたいことだけを意識するような環境であるべきだと考えます


 
 

世界中がスクリーンとなれば、ほぼ何でも可能になり、アイデアさえあれば、可能性は無限であると考えます。


 
 

2020年までに、アメリカでは2000年以降に生まれた人口は50%になり、43%はフリーランサーとなり、毎年500億台ものスマートデバイスが出荷されると予想されています。


 
 

昨年はエクソバイトのデータ量を前提にお話してましたが、今年はゼタバイトでお話することとなりました。


 
 

Windows 10はいよいよ毎月4億デバイスで稼働するようになりました。


 
 

Office 365では、継続的にExchange、SharePoint、Yammer等を改善してきました。そして現在、7000万人もの企業ユーザーに毎月利用頂いています。


 
 

Azure Active Directory は1日10億回ものログインを保護しています


 
 

それでは次にOfficeとWindowsの新機能をデモします。最新のWindowsを利用して、Surface Pro 4 Penをクリックすると、Windows Inkを起動することができます。


 
 

Cortana Intelligenceとの組み合わせで、付箋での手書き内容を認識することができます。


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今後12ヶ月間でリリース予定の機能をご紹介します。Microsoft Wordでは、手書きで取り消し線を書くだけで、文字を消すことができるようになります

 
 


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OneNoteでは、手書きの関数を認識するだけでなく、関数を答えも教えてくれます。



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カスタムアプリでも2行のコーディングだけでインク機能が実装可能です。


 
 

Delve Analyticsとの組み合わせにより、送信したメールの既読状況を確認したりすることができます


 
 

Delve Analyticsでは更に自分の時間消費方法の内訳を確認したりすることができます。


 
 

ミーティングの最中に、自分が別のタスクも同時に進めていなかったかが確認できます。


 
 

Surface Hubでは、カレンダーをタップするだけで、自動で登録されている会議情報を読み取り、自動的にSkype会議を立ち上げてくれます。


 
 

会議内容で重要な部分はクリップして、手書きのメモを追記し、そのままミーティング参加者へメールすることができます。


 
 

会議を終えたら、ボタン1つで終了させるだけで、会議中に作成されたデータは抹消され、他の方が利用可能な状態となります。


 
 

 
 

次にセキュリティについてお話します。70社によるアンケート結果で、2122件ものデータ不正アクセスが確認され、80000回ものセキュリティ問題が見つかりました。


 
 

75%ものCEOはテクノロジーによるリスクが高まっていると感じています。


 
 

通常、不正侵入が判明するまでに平均で200日かかります。


 
 

そして発見後平均して80日経過してから復旧します。


 
 

一件のインシデントにつき、1200万ドルもの損失があるとされています。


 
 

ハッキング内容がより高度に、よりファンドされるようになり、我々は保護できるようによりスマートな防御システムを構築していますが、永久的な戦いです。


 
 

ハッカーによる被害は生産性では3兆ドルもの損失とも言われています。


 
 

2種類の企業があります。 ・・・ハッキング被害にあった会社と・・・ ・・・ハッキング被害に遭ったことを知らない会社です。


 
 

我々はIntelligent Security Graphを構築することで、クラウドとモバイルな世界を保護するようにしました。 毎月100億台ものWindows、2兆通ものメールを保護しています。


 
 

我々の2つ目の保護方法として、セキュリティ専門家とデータサイエンティストによって、24時間365日監視されています。


 
 

そして3つ目の保護として、各製品に実装されている、セキュリティ保護機能です。


 
 

本日我々は新たなサービスとして、「Windows Defender Application Guard」を発表します。


 
 

Cyber SecurityのVice President、Ann氏による登壇です。


 
 

Windows 10ではCredential Guardによってログイン情報が保護されています。

左は保護がないWindows 7、右はWindows 10です。


 
 

Application Guardでは、問題のあるウェブサイトを開いても保護されます。

Internet Explorerでは保護されませんでした。


 
 

Bingでは保護されましたね。


 
 

Office 365 Advanced Threat ProtectionとWindows Defender ATPの組み合わせにより、添付ファイルのメールから保護されたことが確認できました。


 
 

「生産性が我々にとって一番重要なことですが、セキュリティと効率性も同様に重要です。それらが理由で我々は、Office 365を導入しました」Facebook CIO Tim Campos氏


 
 

 
 

豊富なエンハンスメント機能と素早い起動・ログイン時間、セキュリティ保護内容を理由に我々はWindows 10を選びました。


 
 

Microsoftの技術により、遠隔からモバイルデバイスの管理を可能にしました。Goodyear社


 
 

Windows as a Serviceにより、OSの展開時間が75%短縮しました。


 
 

Microsoftの技術により、我々のエンジニアはより多くのことが達成できるようになりました。


 
 

デジタルトランスフォメーション、その時が来ました。


 
 

AccentureのCIO Andrew氏による登壇です。


 
 

OneDriveでは500テラバイトのデータを保有しており、25億分のSkypeを毎月利用しています。Microsoftのおかげで60%パブリッククラウド化することができました。


 
 

Microsoftでは、技術的に色々試せるIT Pro Essentialsや、キャリアアドバイスのためのCareer Centers等を提供し、みなさんを支援しています。


 
 

最後までありがとうございました。