マイクロソフトは7月にAzure Service Busが新しいポータルで利用可能にすることを発表していましたが、8月19日に、新ポータルで利用可能となりました。以下は、7月26日の当初の発表内容を和訳したものです。

Service Bus messaging、Azure Event HubsとAzure Relayは、実は同じ開発チームによって、開発されています。驚きましたか?これらサービスに多くの類似点があるものの、利用用途は様々です。これらサービスを新しいポータルでも利用可能にするに際に、ネームスペースについての変更も加えられます。従来、Service Bus Messaging、Event HubsとService Bus Relayは共通のネームスペースを持っていました。


これからの変更点は?

  • 8月からは(この投稿後、正式には8月19日からは)Service Bus MessagingとAzure Event Hubsは新しいAzure ポータルで利用可能となります。
  • Messaging と
    Event Hubs が利用可能になり次第、新しいネームスペースは、それぞれのサービスで独立したものとなります。例えば、Event Hubs は Event Hubs 専用のネームスペースを持ち、メッセージングやリレー機能はサポートされません。それらサービスを利用したい場合は、別途ネームスペースを作成する必要があります。
  • Event Hubsをご利用のお客様で、メッセージングも必要な場合、ネームスペースのリストで、Event Hubsは表示されません。
  • 10月後半には、リレーは新しいAzureポータルでも利用可能となります。
  • これらのサービスは、全て10月後半まではプレビューとして扱われます。

1つ重要な点として、これら変更は、既存のネームスペースに影響を及ぼしません。現行のポータルは、引き続き混在したネームスペースへ対応しますが、もうすぐサポートは終了します。このサポートは、お客様が新しいネームスペースへ移行できるためのものです。よって、今後お客様がキューやトピックを作成する場合はメッセージ用のネームスペース、イベントハブの場合はイベントハブ用のネームスペース、リレーはリレー用のネームスペースをご利用ください。

この変更の目的は?

我々は新しいAzureポータルへの移行を、技術的限界に対応するための機会と捉えています。Service Bus messaging、Azure Event Hubs と Azure Relay は似ていますが、同時に非常に違うものです。これらサービスを分解し、独立したネームスペースを提供することで、インフラストラクチャーを適正化し、パフォーマンスを向上することが可能になります。更に、今までに受信したフィードバックでは、これらサービスの関連性がわかりにくいという声を多くいただきました。そのため、お客様によりシンプルなものとして提供したいと考えました。分離することにより、より文書化をシンプルにし、サービス正常性のレポートの向上、全体的なカスタマーエクスペリエンスとサポートの向上が期待できます。

新しいポータルでも既存のネームスペースが見られるかは、今後投稿する予定の、移行シナリオをご覧ください。

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情報元: https://azure.microsoft.com/en-us/blog/service-bus-and-the-new-azure-portal/