Azure Machine Learningで新しいウェブサービスが利用可能に – 新ポータルの利用方法は?
Microsoftは機械学習クラウドサービスAzure Machine Learningの新しいウェブサービス機能を2016年7月29日に発表しました。以下はその発表内容を和訳した物です。
Azure Machine Learning はクラウドベースの高度な分析サービスで、ビジネス向けの機械学習を提供し、ユーザーは最高レベルのアルゴリズムでモデルを作成できます。作成された機械学習モデルは数分でウェブサービス化でき、どのデータへもどこでも接続できます。
- 一度書き込み、どこへもデプロイ: ユーザーはウェブサービスを作成し、複数のサブスクリプションやリージョン、リソースグループへ展開することができます。APIかウェブサービス管理ポータルからウェブサービスを自動的作成することも可能です。
- 新しいウェブサービス管理ポータル(Web Services Management Portal)でより良い機能を提供: ユーザーはより多くの利用実績情報へアクセス可能となり、(ジョブの実行回数、実行時間、トランザクション数など)サンプルデータを利用することで機械学習機能のテストを単純化することができます。
詳細の情報については、Machine LearningのページとWhat’s New in Azure Machine Learningのドキュメントをご覧下さい。価格については、Machine Learning 価格ページをご覧下さい。
情報元: https://azure.microsoft.com/en-us/updates/new-azure-machine-learning-web-services-available/
新しいウェブサービスの利用方法
新しいウェブサービスを作成するには、従来のウェブサービスのデプロイと同じ方法ですが、「Classic」から「New」を選択できます。このときに「New」を選択します。
新しいウィンドウで新ポータル(https://services.azureml.net/)が立ち上がり、ウェブサービスがデプロイされます。
しばらくすると、以下の様に、ウェブサービス名、価格プランを選択できる画面が表示されます。
Web Service Nameに任意の名前を設定し、「Plan Name」に価格プラン名を指定します。
プランは4つ選択できます。選択したら「Deploy」を押して、デプロイします。
プラン名 | トランザクション数 | 演算 | ウェブサービス数 | トランザクション単価 (1000件あたり) |
演算単価 (1時間あたり) |
月額料金 |
Standard DevTest | 1,000 | 2 | 2 | – | – | 無料 |
Standard S1 | 100,000 | 25 | 10 | \0.5 | \2 | \10,200 |
Standard S2 | 2,000,000 | 500 | 100 | \0.25 | \1.5 | \102,000 |
Standard S3 | 50,000,000 | 12,500 | 500 | \0.1 | \1 | \1,020,000 |
これでウェブサービスがデプロイされました。
ダッシュボード(https://services.azureml.net/)では、リクエスト回数や応答までの演算時間などが表示されます。
直接ポータルからテストすることも可能です。
SWAGGER APIの定義はワンクリックで作成されます。
他のアプリケーションでの利用が、より簡単に、わかりやすくなりました。
もちろん、従来通り、Excelでも利用可能です。
新機能として、ウェブサービスをコピーしたり、プランを変更したりすることができます。
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