Hyper-Vは、Windowsパソコン上で、仮想サーバや、仮想パソコンを使うための技術の一つで、Windows 8から標準で無償提供されるようになりました。

このHyper-Vを使うことにより、Windows 10パソコンでLinuxを仮想上でインストールしたり、Windows XPなどの古いOSを実行可能とします。

以下では、Windows 10からインストールする場合の手順です。

1)スタートボタンを右クリックし、コントロールパネルを開きます


2)コントロールパネル内の「プログラム」をクリックします。


3)「プログラムと機能」にある、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。


4)新しい画面が表示されます。その中の「Hyper-V」に対してチェックを入れ、OKを押します。

場合によってはパソコンの再起動が必要になります。


5)無事インストールが終わると、スタートメニューに「Hyper-Vマネージャー」が追加されます。

起動すると、以下の画面が表示されるので、自分のパソコン名を右クリックし、「新規」>「仮想マシン…」を選択します。


6)新規作成ウィザードが立ち上がります。「次へ」を選択します。


7)仮想環境(仮想マシン)の名前を入力します。わかりやすい名前を入力しましょう。


8)ここでは世代を選択します。Windows 8以降であれば、「第2世代」を選び、それ以外は「第1世代」を選択しましょう。


9)割り当てるメモリの容量を設定します。大きい数字ほどメモリの消費が多いため、自分のパソコン全体の処理も遅くなるので、要注意です。初めての場合は1024MBで設定して、後から変更しましょう。


10)ネットワークの設定ができます。

今回は単純に仮想環境を作りたいので、「接続しない」を選択してますが、予め仮想ネットワークを作成することにより、自分のパソコンのネットワーク環境をそのまま仮想環境とつなげることも可能です。


11)ハードディスクを作成します。私は「Dドライブ」にデータなどを保管してますが、ご自身のパソコンの環境に合わせて、変更してください。


12)インストールで使用するISO(イメージファイル)を選択します。

手元にない場合は、「後でオペレーティングシステムをインストールする」を選択します。

今回はWindows 10のインストールISOファイルを用意しました。


13)構成内容を確認し、問題なければ、完了を押します。


14)作成した仮想マシンを右クリックして「接続」を押します。


15)新たな画面が表示されます。画面左上の緑の電源ボタンを押します。


16)数秒するとWindowsのインストール画面が表示されました。

後は通常のWindowsのインストールと同じ手順でインストールを進めます。