マイクロソフトは早くもMicrosoft Flowの2016年10月度のアップデートを発表しました。以下はその発表内容を和訳したものです。

過去2週間の間に、我々は複数の新たな機能をMicrosoft Flowに追加し、接続性を向上させ、よりパワフルにしました。

カスタムAPIがより多くの認証タイプへ対応

カスタムAPIはMicrosoft Flowの接続性(ビルトイン型の接続以外)を拡張させる方法の一つです。カスタムAPIを利用することで、JSON形式をサポートする、ほぼ全てのHTTPエンドポイントと通信できますが、カスタムAPIを利用して、認証させるのは難しい場合があります。そして今日、カスタムAPIの体験を改善したことで、より簡単になりました:


<spanまずはじめに、カスタムAPIはAPIキーでの認証に対応しました。これにより、ヘッダーやクエリ文字列を利用して、APIへのリクエストを送信できるようになります。更に、カスタムAPIはOAuth 2.0認証を利用したサービスへ完全対応しました。これにより以下の情報が必要となります:

  • クライアント ID
  • クライアント秘密キー
  • 認証URL
  • トークンURL
  • <span更新URL
  • スコープ

カスタムAPIについての詳細はこちらをご覧ください(英語)

新たにつのサービスへ対応

我々は新たに3つのサービスをサポートしました:

  • Basecamp 3 は、チームでの作業を支援するツールです。メッセージや、文書のコラボレーション、スケジュールやタスク管理をダッシュボードで全て1つの場所で管理できます。
  • Blogger はブログ発行サービスです。ウェブサイトを作成し、継続的に投稿することができます。
  • PagerDuty は、ヘルプデスクツールの一つで、サービスリクエストをチーム内で割り当てたり、管理するために利用できます。


デザイナーの改善

我々が過去数週間もの間に集中してきた部分が、フローデザイナーのパフォーマンスを改善することです。フローを作成したり編集するスピードは、従来よりもっと速く、ヌルヌルと動くようになりました。

また、接続に対しての更新と修正を、「…」のメニューからできるようになりました。これにより接続管理画面へ行くことなく、素早く設定できます。 


更に、我々は新しいステップとして、「停止(Terminate)」を追加し、フローの実行を停止できるようにしました。これは条件分岐などで利用する時に便利で、例えば、複数の条件確認をし、全てのチェック項目を合格した場合のみにワークフローを継続させるといったことができます。最後に、フローの履歴を参照した場合に、「編集」ボタンを追加したことで、そのまま直接フローデザイナーへアクセスできるようになりました。

情報元: Early October updates for Microsoft Flow