現代の働き方は根本的に変化し、出社勤務と在宅勤務が並列する、ハイブリッドワークが新しい標準となりつつあります。この新しい世界では、整理整頓と集中するための時間を確保することが非常に重要です。定型的な業務を自動化することは、私たちの仕事と組織にとって、自然とより基本的な部分となってきています。Teams ストアでは、Power Automateを利用した使いやすいワークフローの自動化を提供します。

ストアのワークフローセクションにある新しい設定済みテンプレートから、新しい自動化ワークフローを作成することができます。これらのワークフローは、日々のタスクに対処・管理し、1日をより円滑に進めるために役立ちます。

Teamsストアから直接フローを作成する

この新しいエクスペリエンスでは、Teams ストアのカテゴリから、日々の業務を自動化するワークフローを閲覧・取得することができます。Teams では、ワークフローの入手が非常に簡単で、日常的に使用している多くのサービスに簡単に接続できます。ワークフローは、メッセージ拡張、メッセージアクションなどから手動でトリガーするか、イベントトリガーから自動的に開始することができます。

Power Automate アプリからフローを管理・編集する

ワークフローはすべて Power Automate を使用して構築されているため、組織のニーズに合わせて修正することも一つの場所から包括的に可能です。ワークフローの編集、権限の制御、ワークフローの共有は、Teams の Power Automate App 内または Power Automate ポータルから直接行うことができます。

次にTeams、Office、Power Automateで何が可能かいくつかのサンプルワークフローでご紹介します。

サンプルその1:TODOという単語がメッセージに含まれている場合にPlannerのタスクに新規登録する

ハイブリッドワークや、自分の都合の良い時間にリモートワークを選択する場合、チャネルメッセージとして送信された仕事を見失いがちになることがあります。「生産性」タブには、この問題を簡単に解決するためのワークフローテンプレートがあらかじめ用意されています。このワークフローでは、チャンネルで「TODO」が送信された時に実行されるキーワードトリガーを設定し、そのメッセージスレッドへのリンクを持つタスクを Planner へ自動追加します。これにより、新しい契約のドラフトを共有したり、営業チームと会う時間を設定したりといった、メッセージ上で言及されたタスクを忘れることがありません。

サンプルその2:チャネルへメールを転送

多くのユーザーがチームを横断して時間を過ごすようになると、重要なメールを見失いがちになります。このワークフローは、指定されたアドレスに送信されたメールを自動的にチャネルに転送するため、メッセージがどこから送られてきても常に把握することができます。

サンプルその3:メッセージを定期送信するようにスケジュールする

ハイブリッドな職場環境と通常の仕事のバランスを模索する中で、多くの人が職場で直面する顕著な問題の1つは、異なるワークスケジュールを守り、時間的制約のあるメッセージのフォローアップを継続できるかということです。リモートチーム、異なる時差、個人的な先約などによって、全員と仕事する時間が一致しないこともあります。この新しいワークフロー機能を使えば、この問題を簡単に解決することができます。このワークフローでは、特定の日時にメッセージを送信するようスケジュールすることができるので、同僚の勤務時間に配慮することができます。また、フォローするつもりだったメッセージの送信や返信のリマインダとしても利用できます。

これらは、Teams ストアで利用できるようになったワークフローの一部に過ぎません。今後もワークフローテンプレートを追加していく予定です。