Power Automate for desktop(バージョン2.19)がリリースされました。最新バージョンはこちらからダウンロードできます。このバージョンでは、以下のアップデートが追加されました。

組み込まれたサンプルを搭載

Power Automate for desktop のユーザーはすぐに自動化を試せるように、新しくサンプルのデスクトップフローを搭載しました。これにより複雑なフローを一から作成することなく、製品を試すことが可能になりました。このサンプルを利用することで概要を理解したり、基礎を学んだり、アイデアを得ることがより簡単になります。

クラウド環境または地域をアプリから切り替えが可能に

複数の環境や地域に属する場合、ログイン時に選択することが可能になりました。

新しいアクション:ウィンドウのUI要素の上にマウスポインターを移動する

UI要素の自動化に新しいアクションが加わりました。これにより特定のUI要素へマウスのカーソルを移動させることができます。

アクションの更新:Webページ内のテキストフィールドに入力するアクションで、物理的にキー入力が可能に

新しい設定の一つとして、「物理的にキー入力を行ってテキストを入力する」が追加されました。これを有効にすると、ユーザーのキーボード操作を再現します。Javascriptによるテキスト入力で失敗する場合に、この設定を有効することで解決することができます。

改善されたレコーダーパフォーマンス

レコーダー機能のパフォーマンス改善により、今までよりも素早く、より正確に各要素を認識できるようになりました。ただし、この改善にあわせてレコーダーからは「UI要素をウィンドウ内にドラッグアンドドロップする」アクションの記録が行われなくなりましたので、プロセスアドバイザーを利用されている方でこのアクションを使用される場合はアップデートされることはお控えください。