2020年5月21日に発表されたマイクロソフトのSoftomotive社買収に伴い、Power AutomateのライセンスでWinAutomationが使えるようになりました。この投稿ではそのセットアップ方法についてご紹介します。

過去にWinAutomationを利用していた方も若干手順が変わっていますのでご注意ください。

前提条件

WinAutomation を試すには、Power Automate Per User Plan with attended RPAを契約しているか、試用版を事前に開始している必要があります。

Power Automate Per User Plan with attended RPAの試用版を試すには

ユーザーとして有効化する場合

Power Automateのサイトへアクセスし、マイフローへ移動します。

UI フローのタブを選択します。

試用版の開始をクリックすると、試せるようになります。

Microsoft 365 管理者として有効化する場合

Microsoft 365 管理者センターへアクセスし、課金情報からサービスを購入するをクリックします。

Power Automate per user with attended RPA planを選択し、無料試用版を入手するをクリックしてください。

WinAutomationのインストール方法

まず、こちらからインストールファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを開くとインストールウィザードが開かれます。

Nextをクリックします。

I accept the terms of the license agreementへチェックを入れ、Nextをクリックします。

インストール場所を指定し、Nextをクリックします。

Nextをクリックします。

License TypeをMicrosoft Power Automateに設定します。

自動化の対象に利用したいウェブブラウザにチェックを入れ、Nextをクリックします。

Nextをクリックすると、インストールが開始されます。

インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。Finishをクリックします。

ブラウザを開くと以下のように拡張機能の画面が表示されます。

Chromeの場合は無効になっていることがあるので、このアイテムを有効にするをクリックしてください。

WinAutomationを初めて起動する時

初めて起動すると、ログインが求められます。

Power Automateのライセンスが付与されたユーザーでログインします。

アクセス許可が求められます。承諾をクリックします。

ライセンス認証が開始されます。

無事ライセンス認証が完了すると、以下の画面が表示されます。

ここではログインパスワードなどを安全に保管するためのマスターキーを設定します。

Verify Master Keyでも同じく入力します。忘れないようにしてください。

無事設定が完了すると以下の画面になります。

ライセンス認証に失敗した場合(またはライセンスを持っていない場合)

ライセンスを持っていないユーザーでログインしてしまった場合、以下のエラーが表示されます。ライセンスを有効化してから再度WinAutomationを開いてください。

別ユーザーへ切り替えることができないようですので、切り替える場合は、再度インストールし直す必要があります(製品チームにはフィードバック済みです)