Power Automate for desktop (RPA)・デスクトップフローを効率化、生産性向上、精度向上のために利用する業務担当者は日に日に増えています。

組織がRPAを社内に展開するには責任もって行う必要があります。管理者が自動化を管理・制御することができるようにするために、新しくデータ損失ポリシー(DLP)機能をプレビューとして Power Automate for desktop にも搭載しました。 

ポリシーはアクション単位でも細かく設定することが可能です。

以前より Power Platform ではデータ損失ポリシーを利用することができましたが、今回のアップデートにより、RPA機能である Power Automate for desktop でも同じようなポリシーを設定することが可能となり、RPA作成者に対して組織内のルールに違反した場合には警告を促すことができます。

注意事項:現在はこの機能はどのバージョンでもプレビュー段階であるため無償でお試しいただけますが、2022年に一般公開となった際にはプレミアム機能として Power Automate with Attended RPA などのライセンスが必要となります。

機能配信時期

この機能は各環境の地域に以下のタイミングで配信されます。皆さんが利用可能かは以下の表からご確認ください。

日付利用可能となるリージョン
11/1カナダ
11/30スイス、ブラジル・南米
12/6アジア、イギリス、オーストラリア、日本
12/9ヨーロッパ
12/15アメリカ(北米)
1/4政府環境 (GCC)、政府環境 – High (GCC High)、国防総省(DoD)、中国

データ損失ポリシーを利用するには、Power Automate for desktopのバージョンが2.14.173.21294 以上である必要があります。古いバージョンを利用している場合は、最新版の Power Automate for desktop を入手し、アップデートしてください。

最新版の Power Automate for desktop を利用していない場合、ローカルでのDLPチェックは行われませんが、作成されたデスクトップフローが保存された瞬間にクラウド上で設定内容は検証され、DLPは有効になります。