MicrosoftのCEO、Satya Nadella氏はLinkedInの買収が正式に行われた事により、次のマイクロソフト社としての方向性を2016年12月に発表されました。以下はその発表内容を和訳したものです。

 

本日は、非常に楽しみにしていた日です。6月から待っていました。今日は、マイクロソフトがLinkedInの買収を正式に契約終結した日となり、世界をリードするプロフェッショナルなクラウドと、世界をリードするプロフェッショナルなネットワークが共に旅を始める日でもあります。

過去数か月間、2社の間で費やした時間から、よりLinkedInと彼らのメンバーについて深く理解できました。

本日、共通のミッションと存在意義、文化が似ている点、そして業務変革と新たなキャリアへの機会、そして連絡手段において、LinkedInのメンバーに提供できる更なる付加価値について我々はより熱心になりました

6月の時点で、我々は共通のビジョンについての概要を説明し、その後我々のチームは統合計画を立てるべく、一生懸命頑張ってきました。

直近で我々は以下のような例の統合シナリオを考えています:

  • LinkedInのアイデンティティとネットワークをMicrosoft OutlookやOfficeスイートと連携
  • Windows アクションセンターからのLinkedIn通知機能
  • ワードで履歴書のドラフトを作成可能にし、LinkedIn上の求人情報を閲覧、応募することを可能にする
  • スポンサーコンテンツをマイクロソフトへも拡張
  • Active Directory 及びOffice 365によるエンタープライズ版LinkedIn検索
  • LinkedIn Learning をOffice 365とWindowsエコシステムでも提供
  • コンテンツエコシステムとMSN.comへビジネスニュースデスクの開発
  • セールスナビゲーターとDynamics 365の組み合わせによる、「ソーシャル販売」の再定義

我々の最重要課題としてはLinkedInの成長を促進させ、より多くの価値を全てのLinkedIn メンバーへ提供する事です。

更にすべての人々がデジタルテクノロジーとデジタルエコノミーによる新しい機会を得られると我々は考えています。Brad Smith氏が近日共有していたように、Microsoft – LinkedInを含め、新しいスキルをオンライン上で身に付け、新しい仕事を探す事ができ、同僚と簡単に接続し、共同作業できる手助けをできると考えます。テクノロジー単体ではこれら課題を解決しませんが、プライベート・パブリックセクターで働きかけることで、経済的成長をすべての人々と共有し、より多くの機会を提供できます。

マイクロソフトのチームを代表し、全LinkedInの従業員をマイクロソフトへ暖かくお迎えします。

私は今後、共同でどのような事が達成できるか楽しみにしています。

情報元: https://www.linkedin.com/pulse/microsoft-linkedin-beginning-our-journey-together-satya-nadella?trk=prof-post&trk=hp-feed-article-title-share