こちらの投稿はMicrosoft Inspire と Microsoft Ready の合同 Corenote(基調講演)についてのまとめです。

昨年からはマイクロソフト社内のイベント「Microsoft Ready」との合同開催となっており、今年も同じ形式で3日目が両イベントの合同コアノートとなっています。Microsoft Inspire 1日目の方のCorenoteのまとめはこちらをご覧下さい

Satya Nadella氏から始まりました。

100(千人)の従業員、17(百万人)のパートナー様と共に、7億人の人々に、より多くを成し遂げられるようにするために我々は存在するのです。

2030年には10%の世界のGDPは技術力から生まれます。

Tech Intensityを提供するには、これら全てのソリューションを提供していく必要があります。

すべての会社が何らかのソフトウェアを作る必要が出てきます。

今日はGithubからMicrosoft 365まで、すべてのテクノロジースタックについてお話しします。

「信頼」とは提供するものではなく、(他から評価してもらい)得るものです。

セキュリティは人権なのです。

ソフトウェアエンジニアが雇われるスピードは、非IT企業のほうが、11%もIT企業よりも早いのです。

そして、車産業においては、IT技術者の人数はメカニック技術者よりも3倍速く、増加しています。

3600万人の世界中の技術者がGithubを利用しています。

フォード社では8000人以上の技術者がGitHubを利用しています。

車一台に対して、およそ150万行のコードを必要とします。Githubで管理しているのです。

Visual StudioとVisual Studio Codeは完璧な開発者のためのツールです。

ゲーム部門から生まれたのが、Azure Playfabです。LiveOpsのためのサービスです。

既にユニバーサル・スタジオで利用されています。

コンピューティングとデータは日々増加しています。

500億のデバイスが2030年までにつながり、90%のデータは過去2年で生まれました。

そのために我々は54ものリージョンでクラウドを提供しています。

Azureでは、どんなOSSでもAzureを利用できます。

クラウドの体験を、エッジにも提供します。

オペレーティングモデルも、開発環境も、搭載されるテクノロジーもすべて統一された体験で提供します。

一番小さいAzure、Azure Sphereはコンピューティングノードとして、すべてのスターバックスのエスプレッソマシンに搭載され、すべてのスターバックスの店舗で最適化されたサービスを提供しています。

これがユニビキタスコンピューティングです。

Azureのデータベースと、Azureの分析機能は、無制限のデータ元として扱えます。

拡張性、汎用性、そしてクラウドでもエッジでも利用可能です。

過去7年間かけて、新しいメモリ構想を作り上げました。そして、データベースの概念を完全に書き換えました。それが、SQL Hyperscaleです。

データベースはクラウドだけでなく、エッジで互換性を保ちながら、実行できるようになりました。

そしてウォールマート社では既に利用されています。MongoもCassandraも全てCosmos DBへ統合できたのです。USの85%の人口が1週間に一度に利用していますが、そんなスケールにも対応できるのです。

自動運転のためにあらゆるセンサーを搭載させる必要があります。

エッジが最適化されている必要があり、リアルタイムで車の中で、判断させる必要があります。

Azure SQL Database Edgeはこのようなシナリオに最適なサービスです。

ARMデバイスでも実行することが可能になりました。

現在AWS上で実行していることが確認できます。

ただしAWSのリレーショナルデータベースでは、16TB以上は格納できません。

そして、このような場合にはいままではアーキテクチャレベルから書き換える必要があります。

Azure SQL Database HyperScaleでは、このようなシナリオにも対応しています。

単一のデータベースで、200TB以上ものデータが扱えるのです。

これは、クラウドネイティブにするため、SQLのアーキテクチャを根本的に書き換えたからです。

単一のデータベースで、2400のコアを搭載します。

このスケールで提供できるのは、Azureが唯一のクラウドサービスです。

次にAzure AIです。

我々はAIを民主化することで、どんな技術者であっても、AIを利用できるようにしています。

機械学習においてもDevOpsの場を提供しました。

これからニューラルTTSをご紹介します。

Azure AIサービスとホログラムの技術を組み合わせました。

Azureにより、私と同じような声のままで、日本語に翻訳させることができます。

これが、私のホログラムです。

リアルタイムでレンダーされています。

Azure Speech to Textを利用し、まずは文字起こしを行い、Translate APIで日本語へ翻訳し、ニューラルTTSを最後に適用することで、日本語を話すときも自分の声のままで話すことができます。これは、今日提供された技術を組み合わせることで、既に実現できるのです。

このリュックサックは医療関係者が持つことで、リアルタイムでクラウド上に診断結果をアップロードできます。

私は高血圧症により、死産までしてしまいました。病院から遠いため、いままで満足のいく診察が行えませんでした。

従来なら1週間かかっていた診断結果は、20分でわかるようになりました。

ソーラーパネルとタブレット、Bluetoothを搭載します。Azureへもつながっているため、診断情報はすべて患者の自宅から送信できます。

これから先5年間で、500(百万)ものアプリが作成されます。そして、73%ものデータは分析まで至ってません。

データはすべてつながり、1つのデジタルフィードバックループにする必要があるのです。

これから500(百万)ものアプリを作るには、技術者は足りなくなります。

そのためのCitizen Developers(市民開発者)です。そのための、Power Platformです。

私たちG&J Pepsiでは、数百もの製品を扱いますが、このアプリでは自動的に製品を識別します。

使い方は簡単です。写真をアップロードし、箱を描きます。

あとはタグ付けします。

精度を確認することができます。

AIが搭載されたアプリケーションをクリック&ドラッグ操作だけで作成できます。

AI BuilderのInvoice Processorを使うことで、従来の紙の請求書は自動で各項目を認識します。

Microsoft Flowを利用すれば、発注書を受信した時に、自動的にAI Builderが認識し、社内の承認プロセスも自動化させてしまうことも出来ます。

私は、Martinです。

入社して5年目ですが、元々はDispatcher(作業員を現場へ派遣する人)でした。

元々手書きで現場では記入していました。

30分の時間が10分に削減でき、年間で160億円の新たな売り上げ創出機会になりました。

それをPowerAppsを通じて、アプリに私はしたのです。

全部で40個以上のものアプリを私はつくりました。いまではIT部門に勤務しています。

私はイギリスに居ますが、アメリカのコールセンターのアプリも作りました。

ゑびや大食堂の事例紹介。

Mixed Realityはバーチャルな世界と物理の世界をつなげ合わせます。

マンハッタンに店舗を設けた、イタリアの家具屋では、店舗でカタログをすべてバーチャルに確認することができるようにし、30%売り上げが増加しました。

我々はMinecraft Earthを発表します。

Mixed Realityベースで、リアルな世界で遊べる、Minecraftです。

Azure Spacial Anchorを利用しています。

共通した、アンカーを利用することで、中に一緒に入ることもできます。次回起動した時は、同じ場所に設置することも可能です。

ファーストラインワーカー(現場従業員)は世界で2億もいます。

そして、その77%がITを活用できていません。

Microsoft 365が世界の生産性クラウドです。

Microsoft Teamsはチームワークのハブです。

チャットやミーティングはもちろんのこと、Officeアプリケーションや、業務

プロセスワークフローなども搭載できます。

従来なら、このような紙に印刷された表でも、写真を撮り、

Excelへ取り込むことができます。

ホワイトボードをTeamsは自動的に認識し、参加者はその内容に集中することもできます。

そして、もしホワイトボードの前に立ったとしても、自動でそれを認識し、人物を半透明にしてくれます。

UNSW大学での学習方法の事例です。500もの生徒に対して、どのようにチームとして、大学内外問わず、共同で勉強できるかに取り組みました。

Youtubeで元々は授業を配信してました。

2017年からはTeamsで配信するようになりました。

TeamsとOneNoteでリアルタイムで授業メモを共有することができるようになりました

そして、Streamで授業をライブ配信できるようになりました。

生徒はTeamsに直接、論文などを投稿可能になりました。

Formsを利用して、クイズも簡単に作ることができるようになりました。

この結果、各生徒はが投稿したり900%エンゲージメント率が増加しました。

次の問題が生徒からの質問に答えきれなくなったのです。

そこで、ボットを作成しました。

過去の質問をすべて記録します。

たった2週間で200以上もの質問と回答を記録しました。これはQnA Makerで実装しました。

QRコードを課題に貼り付けることで、ボットはCognitveサービスを経由して、どの課題に生徒が取り組んでいるのか理解するようになりました。

Power BIで各生徒の取り組み状況が確認できます。もちろん、モバイルからも可能です。

すべての生徒に対して、個別に評価、アドバイスされたアセスメント情報を機械学習により、提供可能になりました。

アルコア社はアイスランドにある、アルミ関連の製造業の会社です。

24時間体制でアルミニウムを製造しています。

人事異動などの重要なお話しも、メールで受信してしまうため、シフトが終わるまで、見ることができませんでした。

シフト管理はもともとはホワイトボードで管理していました。

シフトは全部携帯で受けるようになりました。

シフトの交代時のメッセージもTeamsで投稿できます。

今日はあらゆる事例をみました。このようなことを行うために、我々は存在します。

我々100(千人)の従業員、17(十万人)のパートナー様が7(万億人)に対して、次はどんなことがなしとげられるか、が楽しみです。