今回はAI Builderのオブジェクト検出機能(Object Detection)についてご紹介します。

オブジェクト検出ではその名の通り、モノを検出することが可能です。小売業などですと、棚卸などのシナリオに使えそうですね!

まだAI Builderをご存知でない方は、こちらの発表内容をご覧ください: https://memo.tyoshida.me/powerapps/what-is-ai-builder/

PowerAppsのサイト https://make.powerapps.com からAI Builderを選択します。

Object Detectionを選択し、モデル名を設定します。

この記事では、僕の大好きなトロピカーナを使って試したいと思います。

(念のためですが、トロピカーナさんから何もお金等もらってませんし、広告収入もございません。ただ単に好きなだけです)

あらかじめタグ付けとして利用できるエンティティを選択します。無い方は、別の画面で一度エンティティを作っておきましょう。

この記事では製品というエンティティに各製品の情報を登録しておきました。

エンティティに登録されているデータから、今回タグ付けとして利用する製品を選びます。

サンプルデータとして、ローカルにある写真をアップロードします。学習させるためには最低15枚の画像が必要です。

タグ付けを行い、実際に何を認識させたいのかを各画像に設定していきます。

この作業が地味に長くて、疲れます・・・

あとは「電車」(誤訳です。本社へ修正依頼をだしました)ボタンを押して、学習させます。

数分すると、機械学習が完了し、精度が表示されます。このスクリーンショットでは精度は89%のようです。

実際に試すときは「Quick Test」で試すことができます。

ここでは複数検知してますが、70%の確率のが正解だということがわかります。

機械学習させたモデルは、もちろんのこと、PowerAppsの機能として搭載させることができます。

「挿入」から「AI Builder」、「オブジェクト検出器」を選択します。

学習させた機械学習モデルを選択します。

検知結果はギャラリーやラベルに表示させましょう

この記事ではギャラリーで設定してみました。

実際のデモは以下の動画をご覧ください。