世界でリモートワークへの移行が加速している中で、従業員と会社間でのバーチャルコミュニケーションや会話への需要が増えています。そして、従業員向けに Microsoft Teams 上 のボットの利用が増加しており、人事ボットで従業員が給与についての質問をしたり、庶務ボットが出勤情報についての質問できるようにするためにしている企業も増えています。

Teams は会話を行うプラットフォームでもあるため、Teamsのユーザーによる、上記のような需要が増えています。ボットは素早く問題を解決することができ、必要に応じて人間の担当者へ切り替えたり、チケットを発行できます。

最近の Forrester 社の調査によると(英語)、Microsoft Teams をプラットフォームとしてPower Platform で作成した業務アプリやボットをTeamsで埋め込むことにより生産性の向上が大幅に改善しました。例えば、ボットを利用することにより、社内でのITや人事部への問い合わせ件数が10-15%削減されました。Microsoft Teams をチームワークのハブとして利用することにより組織は従業員の生産性を増加させ、市民開発者のカルチャーを提供しつつデジタル変革を起こすことができます。

Power Virtual Agents によって画面操作だけでのボットの素早い作成はすでに可能でした。この度、Power Virtual Agents と Microsoft Teams との深い連携により、ユーザーは簡単に自分のためのデジタルアシスタントを作成することが可能になりました。

例えば給与担当の従業員が年末調整についての質問に対応できるボットを作成したい場合、数クリックでボットを作成し、Teams 上で 構築し、従業員へ公開することができます。経理部門がチャットボットで経費精算の問い合わせを行えるようにするため、Power Virtual Agents を使って瞬時に作成することができます。従業員がアイデアを投稿してExcelに保存するボットを作るのも簡単です。

どれほど変革が起こせるかをご覧頂くため、別の例で考えてみましょう。事務所の管理者が出勤解禁に伴い従業員からの質問へ対応するために、たった数クリックでボットを作成することができます。

Teams 上からチャットボットの作成画面を開きます


いくつかのトピックを素早く作成し、よくある質問に対する回答を Power Virtual Agents の直感的な画面操作で構築できます。


作成したボットはTeams のアプリストアへ公開することができます。 


これで完成です!ボットはすぐに利用可能になり、従業員は質問することができます。更に素晴らしい点は、もし仮にボットが対応できなかった質問がある場合にも、事務所の管理者はチャットリクエストが管理チームへエスカレーションされるように設定することもできるのです。これにより、従業員から直接送られてくる問い合わせ件数を減らすことができます。


これらの設定はすべてTeams の画面を離れることなく、すべて行うことができるのです。この新しい機能により、社内の専門家や、ベテランの担当、部門や組織で簡単にボットを作成することがすべてチームワークのプラットフォームである、Microsoft Teams 上から利用できるのです。

今回発表した機能は2020年9月頃にプレビュー機能として公開予定です!