マイクロソフトは9月14日に、Microsoft Flowの機能を拡張したことを発表しました。ウェブサイトやアプリへ埋め込んだり、HTTPリクエストをトリガーとして利用したりすることが可能になっています。以下は発表内容を和訳したものです。

従来は、ほとんどのフローがMicrosoft Flow のウェブサイトでの利用に限られてましたが、ビジネスユーザーが、より簡単に、様々な場所からMicrosoft Flowを利用できるようにしたいと我々は考えました。先月はSharePoint Online上でMicrosoft Flowをリリースし、そして今日、 同じ体験があなたのウェブサイトやアプリケーションでも可能になりました。更に、FlowをHTTPエンドポイントとして利用可能です。そしてTodoistへも対応しました。

Microsoft Flowをウェブサイトやアプリへ埋め込む

開発者は、Microsoft Flowをアプリやウェブサイトへ組み込み、個人的なタスクや、プロフェッショナルなタスク管理を自動化することが可能です。

フローをアプリなどから作成する場合、ユーザーはMicrosoft Account、またはAzure Active Directoryの企業または学校アカウントが必要になります。Microsoft Flowはその他認証システムへは対応していません(ただし、Microsoft AccountやAADを既に利用する場合は可能です)この組み込みビューは、Flow SDKに含まれる、HTML形式のiFrameを利用しています。埋め込みすれば、アプリケーションに沿ったテンプレートを表示させることができます。以下の例では、WunderlistのテンプレートをWunderlistウェブサイトへ埋め込んだ例です。

テンプレートに加え、認証されたSDKを利用することで、アプリケーションに関連した、ユーザーによるフローも表示することができます。この場合、Azure Active Directoryトークンを取得し、SDKへ渡す必要があります。

Microsoft Flowをアプリやウェブサイトへ埋め込む方法の詳細情報は、こちらからご確認ください

FlowをHTTPエンドポイントとして利用する

Microsof FlowをHTTP APIとして利用可能になったことで、他のAPIとの接続性を向上します。Flow内に「Request」というトリガーが追加されたことを確認頂けます:

これを選択すれば、リクエストした受信をトリガーとして好きな数にステップを追加することができます。例えば、リクエストによって、SharePoint リストに新規アイテムを追加することも可能です。

Next, you can choose to respond to the incoming request by adding a Response card. In the response card you can even reference content from previous steps:

上記の例では、受信したHTTPコールに対して、作成されたIDをレスポンスとして返しています。フローを作成した後、URLをコピペすることができるようになります:

これをサービスからコールする場合、表示されたURLに対してHTTP POSTをするだけです。URLに対する認証情報は、クエリの文字列に共有アクセス署名が含まれているため新たにヘッダーを追加する必要はありません。

Todoistへのサポート

Todoist は自宅や職場で、プロジェクトの状況を把握できるツールです。簡単、無料、柔軟で、プロジェクトに限らず、何でも視覚的に管理できます。Todoist へ接続し、プロジェクトやタスク、メモを管理することができます。以下はTodoistを利用したテンプレートの例です:

例えば、Todoistへ登録されているタスクを、Googleタスクと同期したり、重要なメールに対してはTodoistのタスクとして自動登録することも可能です。

情報元: Extend your web site or app with Microsoft Flow