MicrosoftはOutlookから、旅行の予約情報や、配達状況のメールを元に自動でイベントを作成したり、サマリーカードを作成する機能をリリースしたことを、Office 365開発チームのブログ記事で、6月28日に発表しました。以下はその記事を和訳したものです。

 

荷物を積んで、いろんなところへ行って、いろんな人へ会おう。

旅行は楽しい場所へするときでも大変な場合があります。旅行の計画や、荷物の受け取りなどは時間がかかり面倒です。

Outlookではまず最初に、受信したメールをもとに、自動でイベントを追加するようになりました。そして今回、旅行の計画や、荷物について支援する新たな体験として、

  • シンプルな概要カードを受信トレイとカレンダーへ表示し、簡単に旅行の予約情報や、荷物の追跡情報が確認できます。
  • フライトへのチェックイン、ホテルやレンタカーの予約変更、荷物の追跡はボタンをタップするだけです。
  • 信頼できる通知でフライトの最新情報を把握できます。

これらの機能は、Outlook for MacとWeb版のOutlookに本日より順次配信開始され、もうすぐWindows、iOSとAndroid、さらにWindows 10 Mailと カレンダーアプリへも配信される予定です。


より賢いメール、より簡単な予約

予約明細のメールは予約以外の情報も多く含まれており、読むのが困難です。複数のフライトや、ホテルの予約、レンタカーの情報が含まれると、さらに複雑になります。Outlookでは、旅行の予約情報の一番重要な部分だけを表示し、メールの一番上に概要を表示してくれるようになりました。


指先(またはマウス)だけで、素早くアクセス

旅行プランがより簡単に見えるようになることに加え、サマリーカード(summary cards)では、主要なことをすぐにできるようになっています。長い予約確認メールからチェックインのリンクを探し当てることも必要なく、ホテルの予約情報の変更方法を探す必要もありません。メールの上にあるカードをタップかクリックするだけで、直接ウェブページを開いてくれるようになります。

旅行情報は自動でカレンダーへ追加

よりスマートなメール体験に加え、Outlookは自動的に各旅行工程を認識し、イベント情報とサマリーカードをカレンダーへ追加します。イベントには必要な情報がすべて含まれており、日時、予約番号、その他重要な情報が指先だけで確認できます。カレンダーイベントからワンクリックで、元の予約メールへアクセスでき、詳細を閲覧することも可能です。

旅行内容の変更や、キャンセルは良い・悪い理由は別として、発生することがあります。Outlookは自動的にそれらの情報を更新し、最新の情報を提供します。


チェックインのリマインド機能で時間通りに

タイミングは非常に重要で、座りたくない座席に座ることになることになるかもしれません。すべての航空会社がチェックイン時刻になったことを通知してくれるわけではありません。Outlookは必ず24時間前にリマインドのメールを送信し、航空会社へのチェックインのリンクが含まれます。さらに、Uberとも連携し、空港への移動も予約可能です。

さらに出発時刻の3時間前に再度通知し、時間通りに空港へ到着できるように計画できます。

もう荷物の受け取りを逃すことはありません

旅行が追跡した情報のすべてではないでしょう。そこで、荷物の追跡機能も追加します。出荷の通知メールを受信すると、一番重要な情報をカードに集め、メールの上に表示してくれます。個人向けのプランでは、自動的にカレンダーへイベントを追加してくれます。

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Outlookチームより

よくある質問

Q. これらの機能はいつから利用可能ですか?

A. 北米から配信を開始し、次に全世界への配信を予定しています。Outlookの一部Webバージョンや、Outlook for Macユーザーは本日からご覧いただけます。まだ表示されていない場合、もうすぐ表示されるはずです。

Q. どのユーザーがこれら機能を使えるようになりますか?

A. Office 365をご契約のお客様で、Exchange Onlineをご利用されている方、新規またはアップグレードが完了したOutlook.comのアカウントが対象です。

Q. これら機能を利用するために、何をすればいいですか?

A. 何もする必要がありません。これらの機能はサポートされているプロバイダーから受信した予約情報や、配達情報を元に自動的にOffice 365アカウントか、Outlook.comアカウントで有効になります。

Q. 自動カレンダー機能はどんな設定が可能ですか?

A. Web版のOutlookでは、設定(歯車)アイコンをクリックし、オプションからカレンダーを選択します。メールからのイベント(Events from Email)で設定できます。Web版で設定を変更すると、すべてのOutlook クライアントへも設定が反映されます。旅行イベントに関しては、既定で有効になります。企業向け以外のお客様には荷物の追跡イベントに関しても既定で有効になりますが、企業向けのお客様では有効に既定で設定されません。

Q. カレンダーを他の人と共有した場合、フライトの情報も見られてしまいますか?

A. 共有したいときのみに見えます。イベント情報は既定で非公開の設定になっているため、詳細情報はほかの人には見えません。上記で記載した設定から、既定での動作を変更することができます。

 

情報元: https://blogs.office.com/2016/06/28/stay-on-top-of-your-travel-and-deliveries-with-outlook/