2018年7月22日から24日まで開催されている Microsoft Business Applications Summit 2018 のキーノートで発表された内容についてまとめました。


マイクロソフトコーポレーション、ビジネスアプリケーショングループのジェームズ・フィリップ氏から始まる。


Power BI

リリースして3年目となり、今までに575個の新機能を提供し、現在では毎月8ペタバイトのデータがアップロードされており、毎時800万回のクエリ処理、43カ国語で利用されている


今まで製造業だった会社も次第にはデジタル変革によって、直接サービスを提供するような流れとなります。


デジタル変革において、我々は「デジタルフィードバックループ」というかたちでまとめました。

今やどんなサービス・製品でもデータを収集するようになり、状況が把握でき、次のアクションがとれるような環境になりつつあります。



本日よりPowerApps、Power BI、Microsoft Flow、Dynamics 365等の10月公開予定の新機能が確認できるリリースノート情報がダウンロードできるようになりました。

URLはこちら(英語)

https://docs.microsoft.com/en-us/business-applications-release-notes/October18/index


Polaris社のTammy氏との対談

パワースポーツ用品を提供する会社。

最近の傾向として、ほとんどはオンライン上で始まるようになり、いまではサイトとモバイルからがほとんどです。

私たちは様々な営業活動を集約してDynamics 365で管理しています。


一番重要なのは、いかに素晴らしい顧客体験を提供できるかです。

私たちの会社では運転の情報などをモバイルアプリを元に利用状況や、どのような体験を得ているのかをデータ収集もしています。


Dynamics 365 for Marketing、Dynamics 365 for Sales、Dynamics 365 for Customer Service

Ryan Martin氏のDynamics 365 デモ


先ほどのPolaris社のお客様だと仮定しましょう。このサイトで彼らの製品に興味をもちましたが、昼休みが終わりそうなので、Twitterだけ先にフォローするようにしました。


翌日Polaris社のTwitterを見ると気になるツイートがありました。


コミュニティサイトの中身を見ると、ブログや利用方法などの情報が公開されており、より興味をもって、ファンになってきました。

ここではチャット機能で新製品の詳細について聞いてみました。


実際にはこのチャットは人ではなく、チャットボットが応答していました


詳細が見たいので、Polaris社のイベントにも行って、製品をみてみました

ここでは実際にどんな製品かアプリでみてみました。

カスタマイズして、見積書を依頼しました。


すぐにメールで見積書が送信されました。


発注はAdobeのデジタル署名でオンラインで完了しました。


Dynamics 365 for Marketingでは、様々な商流に対応しています。


この体験はDynamics 365 for Salesで見込み案件として登録されており、自動的に営業担当者に案件として割り当てられました。その理由はDynamics 365、Office 365、Azureを組み合わせてお客様のインタラクションが自動的にスコア化され、AIに最優先案件として判断されたのです。


Dynamics 365とMicrosoft Teamsは純正な連携をもつため、直接製品開発担当とも社内ですばやく実行することができました。


Dynamics 365 AI for Salesによって、営業マネージャーはAIによる営業案件の洞察が得られます


Sales Insights機能によって、自動的にお客様とのインタラクションなどの情報を元に、案件の進捗レベルが自動的に設定されるため、以下のように、コミュニケーションの頻度が低下したことが確認できます。これに関して営業マネージャーはそのままフォローアップの連絡を担当者へ実施することもできるようになりました。


Dynamics 365 for Talent

従来、人を雇用することは非常に時間のかかる業務プロセスでした。


必要な人材はDynamics 365 for Talentからジョブディスクリプション(募集情報)を作成できます。


誰を選考プロセスに関わるかを割り当てられます。



リクルーターは直接Linkedinから応募者の進捗状況などがすべて確認できます。


AIによって候補者の中から一番最適な候補を抽出します。


気になる候補者についてはさらに詳細をLinkedinで公開されている情報から見ることができます。


インタビューをしたいときは、Office 365との連携によりすぐに予定を組むことができます



実際にインタビューを実施したあとの評価はモバイルから実施できます。


オファーレターを作成するときもテンプレートなどを活用することに素早く作成し、電子的に送付することができます。


採用後は入社時の手続き等の情報を新入社員に提供することができ、入社時に問い合わせ可能な同僚なども瞬時にわかります。



Dynamics 365 for Operations


私たちの会社では、コネクティッドフィールドサービスを活用することで、お客様が故障だと思うまえに、我々が故障を予測して、対応することができるようになりました。


Dynamics 365 for Field Service x 仮想現実(AR)との組み合わせ


大量のデータが各種センサーから届いています。

この各データから修理依頼がくると困るので、問題が発生しそうな箇所からのみ修理依頼がくるようにLogic Appsを活用して仕組まれています。


まだ対応できていない修理依頼が一覧で確認できました。


フィールドサービス機能を活用して、IoTデバイスからの情報を元に、修理指図書が生成されており、実際のセンサーの情報も直接確認できます。


修理の担当者を手動でも自動でも割り当てることができます。


モバイルから作業員は通知を受けることができます。


私一人では修理できないので、遠隔のチームと一緒に修理します。


Microsoft Remote Assistantの機能とDynamics


Dynamicsの情報に登録された空き情報、能力情報を元に、エキスパートも割り当てられました。


このように直接エキスパートと遠隔で連絡がとれました。


エキスパートはDynamics 365 とMRで表示された内容をどちらも確認できます。


SharePointに事前に登録していた図面を表示させました。


エキスパートは遠隔地から3Dで修正箇所を指定できます。


もちろん、修復後はDynamics 365へ直接作業完了の登録ができました。


Power BIでリアルタイムに解決したことが確認できました。


Dynamics 365 x Power BIの連携により、インタラクティブにデータの詳細状況がわかりました。


次にPower Platformについてお話します。

Dynamicsのデータも外部のデータも、すべていまではCommon Data Serviceというところに保管することで、すべての業務データが同じ場所保管できるようになりました。

このPowerPlatformにはPowerApps、Power BI、Microsoft Flowが含まれており、日々進化しています。


私は車の出荷担当だったのですが、PowerAppsは簡単で、いろいろ触ったらアプリを自分で作れるようになりました。出荷業務などをアプリ化経費削減にもなり、今では日々PowerAppsでアプリを作るようになり、アプリマンとまで社内では呼ばれるようになりました。


今までExcelで管理して、問題があったときは電話で確認していたのですが、PowerAppsを利用することですべて完結させることができるようになりました。


PowerAppsによって業務効率が向上し、1億8000万円の売り上げが増加しました。


画面が必要な場合はワンクリックでPowerPointと同じような感覚で追加できます。


数百のサービスを数クリックと連携することができます。
Common Data Serviceを利用することで他のサービスからのデータへもすぐにアクセスできます。


Excel関数と同じような感覚でシステムが組めます。


キャンバスアプリでは画面を作り上げる必要がありますが、モデル駆動型アプリならデータさえ決まっていればこのような画面を瞬時に作成できるようになります。


ビジネスプロセスフローさえ定義できれば、画面周りを修正することなく構築できます。


もちろんPower PlatformはセキュアなAzureプラットフォーム上に作られています。

なので先ほどのようにマーティンさんのようなパワーユーザーでもセキュアな強力なアプリが作り上げられるのです。


新しいユーザーグループとして、PowerAppsUGとFlowUGを立ち上げました。