本日、マイクロソフトはコロナウイルス対策の一環として、特定の業種を対象にコロナウイルス対策のために利用する場合は最大6ヶ月間無償でPower Platformの有償プランを提供することを発表しました。

以下発表内容は2020年3月26日に発表された内容の和訳です。

過去数週間にわたり、マイクロソフトはコロナウイルス(COVID-19)対策のため、グローバル規模で影響を受けたコミュニティや組織を支援してきました。Microsoft Dynamics 365 と Microsoft Power Platform はこれらの組織を対象に密に連携して政府機関や医療機関、非営利団体、学校や大学などの対策が求められている最前線で対応してきました。また、従業員の安全と健康を維持しつつ、ビジネスの継続性と安定性を提供できるように支援してます。

現在我々は業種を跨いで世界中で、めまぐるしい状況の変化にも柔軟に対応できる、クラウド上で使えるカスタムアプリや自動化ソリューション、リモートワーカーの支援とお客様対応が求められています。これに伴い、今回以下を提供することにいたしました。

緊急対策の自動化と運営

Microsoft Power Platformは技術的レベルに関係なく、すべての人々が課題解決に素早く取り組めるためのツールとしてつくられました。素早く価値のあるイノベーションを提供するにあたり、このような危機的状況下で構想を現実化させるインパクトは凄まじいものだと理解しています。Power Platformの開発チームは現在緊急対応を要する組織に対しての導入展開のサポートを行っており、政府機関や学校、大学、その他重要なサービス提供団体に対して2種類のPower Platformソリューションをリリースし、お客様が緊急事態における情報と需要などに対する整理を可能にし、Microsoft Power Virtual Agents のボットを利用することで、初期対応を行うことができます。

医療機関向けの緊急対応リソース管理

Power Platformチームはシアトル病院と連携し、病床やマスク、人工呼吸器の必要数の可視化を行えるようにしました。このテンプレートを利用することで、どの医療機関も緊急対策の運営と在庫管理、必要人員数などの把握にも利用できます。概要はこちら(英語)からお読みいただき、設定方法はこちら(日本語化予定)をご覧ください。

社内緊急対策のテンプレート

こちらのテンプレートはMicrosoft Power Apps、Microsoft Power Automate、Microsoft Teams、Sharepointを活用し、情報共有や組織内のコラボレーションへの対応を可能にします。従業員は在宅勤務の連絡や要望を出すことができ、管理者は社内報のプッシュ通知配信やWHO、厚生労働省の情報入手、緊急連絡先などの情報を配信し、ウェブ、モバイル、Teamsからもアクセスできます。詳細はこちらからご覧ください。

Power Virtual Agents 問い合わせボット

Power Virtual Agents チームは、こちらからVirtual Agents を利用した、FAQボットの作成方法について公開し(英語)、素早く質問に対する情報を入手でき、どのウェブサイトにも埋め込めるチャットボットを作成できます。たとえば、FAQボットを作成することで、従業員が頻繁に問い合わせしている質問などへの対応を行い、管理職の方はより緊急性の高いものに時間を費やすことが可能となります。

今回、上記のソリューションを活用できるようにするため、Power Apps、Power Automate、Power Apps ポータル、Power Virtual Agents のサービスに関して、医療関連・教育・非営利団体・政府機関を対象に通常有償契約が必要な機能を最大6か月間無償で提供します。詳細はマイクロソフトの営業担当または、マイクロソフトパートナーまでお問い合わせください。

無償提供の資格

  • 医療機関、政府機関、非営利団体または教育機関のお客様
  • マイクロソフトが提供する上記テンプレートまたはカスタムでコロナウイルス/COVID-19対策を目的としたPower Platformソリューションを導入すること