Power Appsの機能をMicrosoft Teams で公開プレビューとして提供開始
本日より、Teams上でのPower Platform の機能が公開プレビューとしてリリースされました。Microsoft Teamsのお客様はPower Platformのローコードなツールを活用して、タブからアプリやチャットボットなどを作成することが可能となります。
世界はリモートワークの現実に適応し続けているため、急速に変化するビジネスのニーズを満たすためにデジタルワークプレイスを調整することはこれまでになく重要になっています。 そのため、本日より数百万人にご利用いただいているTeams利用者の方々に、追加費用なしでこれらの機能を追加しました。
- 今まで以上に使いやすい、強力なデータプラットフォーム: CDS Project Oakdale はPower Appsの単体プランで搭載されているアプリやDynamics 365でも採用されている、Common Data Serviceの技術を採用しています。Teams ユーザーはこれらの基本機能が組み込まれており、Microsoft Excelのような新しいテーブル作成機能を搭載します。
- Teamsに最適化されたローコードアプリ:Power Apps スタジオ(作成画面)はTeamsの中に組み込まれ、簡単にCDS Project Oakdaleテーブルや数百のデータへアクセスすることができます。Teams のチャネルタブから作成したアプリはアクセスでk、Microsoft Fluent フレームワークにより、個人用のアプリも作成可能です。また、アプリだけでなく、Power Virtual AgentsのチャットボットをTeams上から作成することもでき、業務プロセスをPower Automateで自動化できます。
- 開発者向けの制限のない拡張性:Power Platformは、開発経験を持たない何百万人もの新しい利用者がアプリの作成できるようにするだけでなく、開発者がより迅速に提供し、他の作成者とより効率的に協力することも支援します。 本日、お客様がTeams内でローコードなPower Platformソリューションを介してAzureで管理されているAPIに簡単にアクセスできるようになる機能を発表しました。
- シームレスな検索と配布:CDS Project Oakdaleを使用してMicrosoft Teams 内でアプリを作成し、チーム内の共有ファイルやタスクと同じように、数クリックでそのチームの所有者、メンバー、ゲストが利用できるようにします。 また、ソリューションをパッケージ化してTeams App Storeに公開することもできます。ユーザーは専用の「同僚が作成した」セクションで簡単に見つけて、自分の新しいTeams にインストールできます。
- ガバナンスと信用も搭載:Power PlatformはミッションクリティカルなDynamics 365ビジネスアプリケーションに高度なセキュリティとアクセス制御のニーズを提供する同じプラットフォームです。このプラットフォームには、IT組織がローコード開発を責任を持ってスケーリングするために必要な、ガバナンスと監視機能が搭載されています。 TeamsでProject Oakdale環境を管理する方法の詳細を学び、ローコードな開発を管理しているしているIT組織向けに新しく公開されたガイダンスを確認してください。
準備はできましたか?アプリを作りましょう!
以下の3つの手順で簡単に素早くTeams からアプリを作成することができます。詳細についてはDocsなどをご参照ください。
ステップ1:Power AppsをTeamsから追加
まず最初にPower AppsスタジオをTeamsにインストールすることが必要です。 Teams App Storeに移動するか、左側のレールで「…」を選択して、Power Appsを検索します。後で簡単に元に戻すことができるように、Power Appsをピン止めすることもおすすめします。
追加をクリックします。
これで準備は完了です。素早く始めるために、3つのテンプレートを試すこともできます。
この手順では素早く簡単にアプリを一から作成してみます。開始するには、Power Appsホーム画面の上部にある「アプリを作成」を選択します。
まず、アプリを組み込むチームを選択します。 そのチーム用のアプリを初めて作成する場合は、チームの所有者、メンバー、ゲスト専用の新しいCDS Project Oakdale環境がセットアップされます。
これにより、アプリとデータの共有が簡単になりますが、最初に初期設定が行われるため、およそ1分ほど設定に時間がかかります。
環境の準備が整うと、Power Appsスタジオが読み込まれ、準備完了です。
ステップ2:テーブルの作成
Power Appsは、Excelから高度なビジネスシステムまで、何百ものデータソースに接続可能なカスタムビューを作成できます。しかし、新しく作り始めて、まだデータの保存先を考えていない場合に困りますよね?
新しいCDS Project Oakdaleを使用すると、Teamsを離れることなく、強力なデータベースにテーブルを簡単に作成できます。これらのテーブルにより、アプリで作らなければいけないの残りの部分を簡単に構築できます。必要に応じてCommon Data Serviceの追加容量や高度な機能に簡単にアップグレードできることを知っているため、心配することなく、ソリューションを構築できます。
最初のテーブルを作成するには、Power Appsの左側にある「新しいテーブルを作成」を選択します。
テーブルの名前をつけます。
特定のタイプ(テキスト、数値、日付など)の列を追加します。これは、後でアプリを構築する際に役立ちます。オプションの定義済みリストと他のテーブルとの関係を確立するルックアップを含む選択列を作成することもできます。たとえば、複数のテーブルを使用して、物品管理に関連付けられたタスクを管理することもできます。
テーブルと列をデザインしているときに、Excelの場合と同じように、リアルタイムでデータ行の入力を開始することもできます。
テーブルを作成し終えましたら、テーブル作成画面を閉じます。後でまた変更することも可能です。
ステップ3:アプリを作成し発行
最初のテーブルを作成すると、Power Appsテンプレートがそのテーブルの構造とデータで自動的に作成されます。 アプリの左側のギャラリーにすべてのデータの一覧が表示され、画面のメイン部分に特定のデータを表示、編集、作成するためのフォームが表示されます。
あとは皆さんの自由です! Power Appsを使用して、ユーザーエクスペリエンスを完全にカスタマイズし、データソースを追加して、新しい画面とワークフローを作成します。
ただし、初めて作るアプリで凝って作る必要はありません。最低限の機能はすでに使用する準備ができています。 Power Appsスタジオ内でそのままアプリをプレビュー表示し、フォームやギャラリーに表示される項目をいくつかの調整をしてみましょう。
準備ができたら、チームに公開して、チームの他のメンバーも使用できるようにします。
どのチャネルのタブに追加するかも選択することができます。
さあ作りましょう!
この3ステップで作成した手順はPower PlatformをTeamsで活用するための機能としてはほんの一部に過ぎません。次のステップは皆さんが何を作りたいかを考える番です!
次のステップ
今日は、Power PlatformでMicrosoft Teamsを迅速にカスタマイズするための多くの新機能のパブリックプレビューの始まりです。これからも皆さんのフィードバックをもとに可能な限りの拡張を行い、定期的な更新をしていきます。
アプリの作成に慣れてきたら、Power Virtual Agentsを使ってTeams用のチャットボットを作成したり、Power Automateで業務の自動化も試しましょう。
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