本日、Power Apps モバイルアプリをプレビューとして発表します。この機能により、ネイティブなモバイルアプリを Android と iOS 向けに作成者はキャンバスアプリから作成することが可能になります。

Power Apps はこのアップデートにより真のモバイルアプリ開発 (MAD) プラットフォームとしても利用できるようになり、以下の機能が提供されます:

  • ローコードによるモバイルアプリ作成
  • ホームスクリーンのアイコンやアプリのUXなど、シームレスなブランディングが可能に
  • 複数のキャンバスアプリを1つのモバイルアプリとして組み込みが可能に
  • アプリを普通のモバイルアプリと同じような形で配信が可能に
  • 個々のキャンバスアプリに対するIntuneへの対応が可能に

Power Apps モバイルアプリへのプレビューは2021年12月1日からサインアップ可能になります。

ローコードなモバイルアプリ作成

Xcode や Android Studio などの開発者環境を準備する必要はありません。Power Apps モバイルアプリは、モバイルアプリのためのアプリパッケージを自動で作ってくれます。既存のキャンバスアプリでも、新しく作ったアプリでも始めることができます。

作成方法は至って簡単でたった3つのステップです:

  1. Power Apps Studio から、新しいモバイルアプリプロジェクトとして、1つまたは複数のキャンバスアプリを指定します
  2. モバイルアプリのメタデータ、アイコン、ブランディングなどを追加し、ビルドを開始します
  3. モバイルデバイスのアプリセンターからアプリをインストールします

複数のキャンバスアプリを組み込む

同じユーザーに複数のキャンバスアプリを提供したいですか?問題ありません!モバイルアプリは複数のアプリを組み込み「ハブ」として搭載することができます。

Power Apps のモバイルプラットフォームが組み込まれているため、ログインなどの機能も併せて自動で実装されます。

アプリをネイティブな方法で展開する

ネイティブなモバイルアプリとしてキャンバスアプリを提供することで、利用者はより簡単にアプリを見つけ、利用することができます。Microsoft Power Apps アプリを事前にインストールする必要がなく、キャンバスアプリへのリンクも共有する必要はありません。

展開する方法は、Microsoft Endpoint Manager から、似たようなサードパーティー製のモバイルデバイス管理サービスや、Microsoft App Center、Apple Volume Purchase Program または Managed Google Play などの組織用のアプリストアから展開可能です。

Intune と組み合わせてエンタープライズレベルのガバナンスを提供

この機能は標準でIntuneへ対応しているため、個々のPower Apps モバイルアプリに対してのエンタープライズレベルのガバナンスを提供することが可能になります。