PowerAppsを使うと行政手続のデジタル化がたった1日で実現できる可能性を秘めている
先日PowerAppsポータルがリリースされたこともあり、今回はPowerAppsを最大限に使うと、どのような使い方ができるのか?というところに着目し、実際にプロトタイプも作って見ました。
誰もが一度は経験:転入・転出届をPowerAppsでデジタル化
一度は引っ越しを経験したことがありますよね?毎回転入と転出手続きが必要で、時間もかかります。今回はそれをPowerAppsで作ってみました。
市民としての観点から
まずは、市民としては、どこからでも転入・転出届は提出できるようにしたいですよね。ここでPowerApps ポータルの登場です。セルフサービスでサインアップもできますし、事前に設定しておけば、特定のログインシステムに限定させることも可能です。
作ったのがこちらのURL: https://jpgovdemo.powerappsportals.com
すべて架空ですので、予めご了承ください。このポータルを作るまでの作成時間は2時間です。
ここでは、行政手続きが行える入力フォームなども用意しています。
転入・転出届けなど、他の手続きも全部このポータルから記入して、申請できます。わざわざ有給とって、役所に行って、という手間もなく、24時間365日、いつでも手続きが可能になります。
役所の窓口で申請する場合
こういう時にキャンバスアプリが大活躍します。キャンバスアプリなら、いままでの役所での申請用紙をそのままそっくりPowerAppsで実現させることも可能です。以下の画面は2時間ぐらいで作ってます。
もし職員なら
職員だったら・・・という立場でも考えました。申請されてきた内容に対して受付を行う側になります。仮に転入となると、マイナンバーカードの内容変更だったり、理想的には関連する公的証明書(パスポートや、免許証)なども連動できると理想的ですよね。
職員としてはこれらの手続きを抜け漏れなく進めなければいけないので、チェックリスト的なものがあると良いのではということで、こちらのモデル駆動型アプリを作ってみました。作成時間は1時間です。
もちろん、モデル駆動型アプリであれば、レスポンシブUIなので、何もせずともモバイル対応は最初から行われています。
外部行政・他の企業との連携
ポータル、キャンバスアプリ、モデル駆動型アプリはどれも共通して、Common Data Serviceというデータソースを利用しているのですが、このCommon Data Serviceには標準でAPI連携機能を搭載しているので、もちろん、連携用のAPIを別途開発する必要もなく、そのまま「行政手続API」みたいなことも実現できちゃいます。
まとめ
今回は行政という視点でPowerAppsの活用例を作ってみました。ポータル画面、窓口用アプリ、職員用アプリの作成を行いましたが、すべて合わせても1日もかかりませんでした!
みなさんからの反響が良ければ、これからもこの種の作ってみたシリーズを書いていこうと思います。
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