この変更は日本時間2020年8月4日に多くのお客様のフィードバックにより、再度 Microsoft 365から Office 365 へと戻りました。

以下投稿内容は、現在は該当しません。

先日より、Power Apps や Power Automate から Office 365 コネクタがなくなった!と思われている方向けの投稿です。

以前の発表で Office 365 は Microsoft 365 に名前が変わったとの発表が2020年3月30日にアナウンスされたのですが、その影響で今回各種 Office 365 系のコネクタも Microsoft 365 へと変わりました。

対象となったコネクタ

変更前 変更後
Office 365 グループ Microsoft 365 グループ
Office 365 Outlook Microsoft 365 Outlook
Office 365 ビデオ Microsoft 365 ビデオ
Office 365 Groups Mail Microsoft 365 Groups Mail
Office 365 ユーザー Microsoft 365 ユーザー

既存のアプリへの影響は?

既存のアプリには互換性を保つために Office 365 コネクタが生き残ったままの状態で動作するようになっています。ですので、現在のところ、作成したアプリやフローはそのまま使い続けられます。

私の環境のアプリでも、既存のものは以下のように混在させられることは確認しました。

注意点としましては、既存のアプリからOffice 365コネクタを削除してしまった場合には、追加しなおすことはできませんので、削除してしまった場合にはMicrosoft 365 コネクタを利用する必要があります。

そもそもなぜMicrosoft 365 という名前に変わったのか?

こちらの公式サイトの発表にもありますが、2020年3月30日に発表され、2020年4月21日より変更されると掲載されていました。Microsoft 365 へと名前が変更された理由ですが、その部分に関しては以下の文面で掲載されていました。

The Office suite is core to the Microsoft productivity experience, and that’s not changing. But over the last several years, our cloud productivity offering has grown well beyond what people traditionally think of as “Office.” Word, Excel, and PowerPoint are more important than ever before. But in Microsoft 365 we’re breathing new life into these apps with the help of the cloud and AI, and we’re adding new, born-in-the-cloud experiences like Teams, Stream, Forms, and Planner. All of this is underpinned by a set of common services that keep your data safe and secure. It’s Office and a whole lot more.

「Office 製品は マイクロソフトの生産性エクスペリエンスを提供する、中核となるサービスで、その点については変更はありません。ただし、過去数年間にかけて、マイクロソフトが提供するクラウド上の生産性サービスは従来お客様がとらえていた「Office」から変化してきました。もちろん、Word、Excel、PowerPointは重要なことに変わりはありませんが、Microsoft 365 によって、AIとクラウドの技術によって生まれた新しいサービス、Teams、Stream、Forms、Plannerなどが加わっています。これらサービスはすべてさらに安全にかつセキュアに保管されているものです。Office でもありますが、それ以上のことが可能なのです」

最後に

シンプルには、Office よりもいろいろできるようになったので、Microsoft 365に名前を変えました。ということですね。とはいえ、わかりにくい変更ですし、この英語の投稿を読んでいる方が全員ではないと思いますので、変更は公式ブログやMicrosoft Learnにも反映して欲しいと開発メンバーに伝えました。