GPTベースの次世代のAI「コパイロット」を Power Apps に搭載し、作りたい内容を入力するだけでアプリが作成可能に
今日、マイクロソフトは Microsoft Power Apps の次世代 AI Copilot(コパイロット) を発表し、ソフトウェアアプリケーションを構築方法に変革を起します。プログラミングからローコードへ、ローコードから自然言語を用いたアプリ作成へと移り変わり、人間とAIが一緒になってアプリケーションを構築するのです。
マイクロソフトは、Power Apps の コパイロットの力を、アプリ作成者とエンドユーザーの両者に提供します。数往復した会話を通じて必要なものを説明するだけで、アプリで必要とするデータや、アプリを構築できるようになりました。さらに、作成したアプリケーションには、最初の画面からコパイロットを利用した体験が組み込まれており、ユーザーはクリックではなく、会話の中で洞察を発見することができます。
アプリの動作と詳細については、以下の動画をご覧ください。
AIファーストの開発に向けた次のステップへ
Power Apps は、2021年に自然言語からPower Fxを生成するGPTベースの機能を初めて導入して以来、AIを中心としたアプリ開発のパイオニアとして活動しています。アップロードされた画像をもとにアプリを生成したり、事例をもとにデータを整形したり、修正を積極的に提案したりと、製品は進化を遂げてきました。そして今回、次世代のAI技術を、アプリケーション開発の最初のステップに組み込みました。開発者は、Power Apps のコパイロットとの直感的な自然言語による会話を通じて、業務アプリケーションを構築することができるようになります。
Power Apps のコパイロットを使えば、アプリ作成者は自然言語で少し話すだけで、簡単にアプリの作成を始めることができます。何かアイデアをひらめき、そのアイデアを説明するだけで、Power Apps がデータテーブルとバックエンドのロジックを含むアプリケーションを即座に生成します。
例えばこのような依頼をすることができます:
- 「従業員が時間と経費のレポートを提出できるようにするために、時間と経費のアプリケーションを作成」
- 「顧客の請求書を作成し、承認する手動プロセスを自動化するアプリケーションを構築」
- 「新入社員の情報を取得し、トレーニングコンテンツや学習モジュールを共有するための、従業員向けオンボーディングアプリケーションを作成」
そこから、 コパイロットとの簡単な会話で、あなたのアプリケーションに必要な調整を行います。データテーブルに列を追加する必要がある場合、Power Appsのコパイロットが適切な選択肢を提案し、サンプルデータを自動入力することもできます。次に何をすればいいかわからない方でも、 コパイロットは、アプリケーションを改善するための積極的な推奨事項を提供します。
アプリケーションのコパイロットコントロールで洞察を強力なものに
会話型AIがアプリ開発を変革しているのと同じように、次世代AIは、ユーザーがデータを参照して対話する方法にも革命を起こしています。
Power Apps のコパイロットコントロールを使えば、アプリ作成者は、会話型チャットを通じて、アプリ内のデータに関するインテリジェントな洞察を得る機能をユーザーに提供することができます。ユーザーは、自然言語を用いて質問し、実行中のアプリに直接組み込まれたAIアシスタントの助けを借りて、分析を改良することができます。
例えば、ユーザーが在庫の変化を理解する必要があっても、タスクを完了するための平均時間を推定する必要があっても、どのキャンペーンが最も収益を上げたかを調べる必要があっても、コパイロットのコントロールは聞き取り、分析し、報告する機能が整っています。
例としてユーザーが使用できる自然言語プロンプトのいくつかの例をご紹介します
「検査が失敗する最も一般的な理由は何ですか?」
「その種類の問題で最も活発な検査員は誰ですか?」
「最も頻繁に検査される機器はどれですか?」
Power Apps における Power Virtual Agents のチャットボットのネイティブ統合
また、AIを搭載した Power Virtual Agents を Power Apps にネイティブに統合することも今日発表されました。これにより、開発者は、AIを搭載した次世代のPower Virtual Agents のチャットボットを、素早く簡単にアプリケーションに追加することができます。コントロールをオンにして、Power Virtual Agents ボットのスキーマ名を入力するだけで、ボットはユーザーをサポートする準備が整います。
Power Virtual Agentsボットは、会話ブースターや自然言語ボット構築など、Power Virtual Agentsの最新機能をすべて利用することができます。
マイクロソフトの次世代AIをもっと知る
次世代のAI コパイロットの発表により、Power Apps でのローコードアプリケーションの構築が、非常に速く、モダンで、インテリジェントなものに進化しました。AIが私たちの生活や仕事のさまざまな側面を変革する、前例のない時代に突入しています。コミュニケーションの方法から、コラボレーションの方法、学習の方法まで、AIは私たちがより少ない労力でより多くのことを行うことを可能にしています。Microsoftは、地球上のすべての人が、私たちが自然に理解できる言語で変革的なソフトウェアを構築できるようにするための旅を先導しているのです。
コパイロットの機能は、Microsoft Power Platformをはじめとする多くの製品でプレビューされています。みなさんも AI ローコード革命に参加し、Power Apps であなた専用の AI Copilot と一緒にアプリを構築する準備はできましたか?ローコード開発の未来は今日から始まります。
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こちらの投稿でマイクロソフトのコパイロットの発表をすべて見ることができます。また、マイクロソフト全体におけるその他の次世代AIの発表についても知ることができます。
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