Power Platformのインフラとして利用されるAzure のIPアドレス範囲を取得するのが今までは手間がかかりましたが、Azure CLIを用いることで取得が簡単になりました。とある日本のお客様がお困りだったので、こちらにてメモ。

前提条件

  • Azure CLI がセットアップ済み

取得方法

以下では、JSON結果をファイルに保存するスクリプトとして提供しています。各リージョンのタグはこちらをご利用ください。

  • 西日本リージョンのタグ: PowerPlatformInfra.JapanWest
  • 東日本リージョンのタグ:PowerPlatformInfra.JapanEast
  • 全世界のリージョンのタグ:PowerPlatformInfra

スクリプトの例:

# Azure CLI がインストールされていて、ログインしていることを確認する
az login

# サービスタグを取得する
$serviceTags = az network list-service-tags --location eastus2 --output json | ConvertFrom-Json

# PowerPlatformInfra サービスタグを取得するためにフィルタリングする
$powerPlatformInfraTag = $serviceTags.values | Where-Object { $_.name -eq "ここにタグを入力する" }

# PowerPlatformInfra サービスタグの詳細を JSON に変換する
$powerPlatformInfraJson = $powerPlatformInfraTag | ConvertTo-Json -Depth 10

# ファイルパスを定義する
$documentsPath = [Environment]::GetFolderPath('MyDocuments')
$filePath = Join-Path -Path $documentsPath -ChildPath "PowerPlatformInfra.json"

# ファイルにエクスポートする
$powerPlatformInfraJson | Out-File -FilePath $filePath -Encoding utf8
Write-Output "PowerPlatformInfra サービスタグが以下のパスに出力されました $filePath"