Microsoft Power Automate(旧名 Microsoft Flow)が進化し、RPA機能を搭載して公開プレビューを開始
本日Microsoft Ignite 2019の発表で、「Microsoft Flow」が「Power Automate」として生まれ変わり、さらにRPA機能が搭載されました!!
UI flowsは、UIの自動化機能を提供する、Microsoft Power Automate(旧Microsoft Flow)の新しい機能です。UI flowにより、既存のデジタルプロセスオートメーションに加え、UIの自動化も可能となったことで、隅から隅までの真の自動化が行えるようになります。
仕事を自動化し、より注力するべきことにフォーカスするために
お客様の環境は古いレガシーアプリケーションなどもあれば、モダンなサービスもあり、オンプレミス上にあるシステムもあれば、クラウドで利用しているものもあります。よくあるお話しとして、これらシステムは相互連携していないこともあり、システムがバラバラになってしまいます。いろいろなサービスが接続していく中で自動化をお客様へ提供することにより、より多くのことをより短い時間で成し遂げられるようになります。過去数年間でお客様は業務プロセスを最適化し、より多くの価値を提供するようになりました。そして、IT担当者だけでなく、開発者やエンドユーザーまで、アプリやサービスを作成できる時代に到達しています。
Microsoft Power Automateは、すでに何百・何千もの組織において、自動化を提供していますが、完結したサービスとはいえませんでした。
UI flows – Microsoftが開発した、RPA機能の誕生
レガシーアプリケーションとモダンなサービスを跨いでお客様が生産性を上げられるため、本日、UI flowをPower Automateのサービスの一部として、公開プレビューを開始しました。
UI flow は100%クラウドネイティブなサービスで、すでにみなさんが親しみを持っているFlowの操作性をもとに、APIを提供していないアプリケーションに対してUIで自動化できるようになります。お客様はブラウザー上やWindowsアプリケーションで行っている反復的な操作を自動化することが可能になります。
UI flowにより、お客様はマウス操作やキーボード操作、データ入力などのUIのアクションをステップ単位で記録することができ、再生できます。
これにより、お客様は:
- APIを持たないサービスに対しても1つのプラットフォームで自動化が実現できるようになります
- セキュアなクラウド環境で自動化の操作を保管することができます
- ローコードな直感的な操作で記録や再生が行えます
- UIの自動化とAPIの自動化を組み合わせ、シームレスに連携できるようになります。
本日公開したパブリックプレビューをぜひお試しいただき、Microsoft Igniteでのセッションに関してご覧ください。
(日本では11月13日19時より、こちらのイベントにてライブデモンストレーションおよびライブ配信を行います)
様々なセッションで、Power Automate(Microsoft Flow)で取り上げます。
RPAパブリックプレビューについてのお客様の声
Power Automateはレガシーアプリケーションとモダンなアプリを組み合わせることにより、お客様のデジタル変革の次なるステップをサポートします。日本に本社を持つ、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社様では、Excelや複数のレガシーシステムで実施していた手入力・手動操作の業務を本プライベートプレビューを通じて時間削減を試みられました。
同社担当部長の矢野高史様は次のように述べられています:
「Power Automateが提供する、新しいRPAの機能により、弊社の従業員はより付加価値の高い業務へ注力し、業務を自動化させることが可能となります。Power Automateへ期待する理由として、他社のRPAなどと違い、多くのトレーニングや導入サポートを必要とせずに業務の自動化が進められるからです。従業員は直感的に自動化させる力を持ちます。我々はAPIを持たないレガシーシステムや、オンプレミス上にあるウェブサイト等などを保有している一方、Dynamics 365 やPowerApps、Office 365などといったSaaS型サービスも利用しています。UI flowはこれらの自動化に向けた架け橋という位置づけで、UI flowとPower Automateが提供する豊富なコネクタの組み合わせにより、弊社のあらゆる業務プロセスをカバーできると考えています」
我々はあいおいニッセイ同和損保株式会社様や、TruGreen様などのように、多くのお客様の企業成長へ貢献できることを楽しみにしています。
FortressIQとの提携による、自動化の自動化
業務効率化を行うためには、どこで一番時間・エネルギーを費やしているかを理解することが重要です。FortressIQはこの領域におけるリーダーで、コンピュータービジョン、機械学習とAIが搭載されたプラットフォームにより、組織の非効率な業務や自動化可能なプロセスを特定します。
この度FortressIQとのパートナーシップを行い、先方のサービスと直接連携できるようになります。FortressIQとPower Automateを組み合わせることで、以下のようなことが可能となります:
FortressIQにより、最適化可能なプロセスを特定する
FortressIQとPower Automateをシームレスに連携し、簡単にFlowを作成することが可能となる
Fortress IQのCEO、Pankaj Chowdhryによると「Microsoft のRPAはゲームチェンジャーです。Microsoft とのパートナーシップにより、RPAとPower AutomateをFortress IQのAI搭載したプロセス検知プラットフォームを組み合わせることで、自動化の更なる加速化が行えると考えます」
RPAのエコシステムを提供し、パートナー様と共にイノベーションを開花
Power Automateの機能を充実化させるにあたり、RPAの領域においてSIのエコシステムの拡大にも注力していき、インテリジェントな自動化を提供し、サービスや製品の変革をもたらせられるようにパートナー様やお客様を支援していきます。
Power AutomateはAzure上で構築されたサービスです。パートナー様が提供するサービスと同じインフラストラクチャを利用しています。Microsoft Graphを活用したコアな業務改善から、AIを用いた伝票認識まで、様々なことが実現できます。これによりさらにOffice 365上にある非構造化されたデータへのアクセスがより簡単に素早くなり、より高い業務価値を提供します。
我々はこの領域においてのSI様の育成をしていこうと考えており、その中でもアクセンチュア、アバナード、EY、Infosys、KPMGとPowerObjectsと一緒に、自動化に向けたエコシステムへ貢献し、お客様の自動化への道を加速させます。EYのグローバルマイクロソフトサービスリーダのGreg Jenko氏は次のように述べられました:
「マイクロソフトがMicrosoft Power Automate を通じてRPAへの領域へ進出するの伴い、マイクロソフトとの更なるコラボレーションへ期待しています。RPAとデジタルプロセスオートメーション(DPA)の組み合わせが、統合された単一のプラットフォームで提供されることにより、お客様はローコード・ノーコードな環境で、端から端までの業務をシームレスに自動化させることが可能となり、お客様の真の価値が提供できるよう加速してくれると考えます」
パブリックプレビューを始めましょう!
みなさまお客様、そしてパートナー様と共に自動化に向けた新しい時代を切り開けることを楽しみにしております。パブリックプレビューの詳細はこちらからご覧いただけます(英語)
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