Microsoft がPower AutomateのRPA機能強化のためにSoftmotive社を買収
本日、マイクロソフトは RPAの業界においてWinAutomationを提供し、15年もの歴史をもつ、Softomotive社を買収しました。Softomotiveが提供するデスクトップ自動化ツールと、Microsoft Power Automate の既存機能を融合することにより、マイクロソフトはさらにRPAの民主化を行い、より多くの方がマニュアルな業務プロセスに対応するロボットを作成可能となります。
Softomotive社は現在世界で9000社にレガシーシステムやモダンなデスクトップアプリケーションの自動化を提供しています。Power Automateと共に、WinAutomationはさらに多くのデスクトップ上のRPAの選択肢を提供し、Windowsベースのタスクを誰でも自動化し、ロボットを作成できるようになります。この組み合わせにより、RPAをSAPやターミナルアプリケーションなどを含む、より多くのアプリケーションで利用可能となります。
今回の買収により、以下を提供します。
- WinAutomationにより、ローコードのデスクトップオートメーションを包括的に提供 – Power Automate上でのフロー作成において、新たな選択肢として提供します。これにより、既存のブラウザ上で作成するRPAのロボットと、新しいWinAutomationのデスクトップアプリでロボットが作れるようになります。.
- 利用頻度の多いアプリやサービスに対しての即座に利用可能なUI自動化機能の提供 – Microsoftは包括的なプラットフォームとして、RPAの機能を提供していきます。Softmotiveが提供するSAPやレガシーターミナル画面、Java、Citrix用のコネクタやアプリケーションへの対応により、デスクトップオートメーションがさらに拡張されます。
- 並列処理とマルチタスクの提供 – お客様は同一のシステムで複数のワークフローや自動化処理を並列で実行することができるようになり、ロボットの効率化が可能となります。これにより、Power Automate のAPIオートメーションと同等のスケーリングがUIの自動化でも可能となります。
- たくさんの新機能を提供 – ローコードのボット開発に向けて、Softmotive社の過去15年分のイノベーションが提供されます。
本日、35万もの組織がMicrosoft Power Automate を毎月利用し、生産性を向上させ、AI Builderなどの高度なAI機能を搭載させ、UIの自動化をUI flowsで行い、315個のlコネクタでアプリケーションやデータベースを接続しています。この包括的なPower Automate プラットフォームにより、次世代のRPAを提供し、ローコードな開発環境を提供することにより、非開発者でも開発者でも組織全員が自動化へ貢献することができます。
WinAutomationを始めましょう
本日(日本時間2020年5月20日0時)より、既存のPower Automateの有償プランのお客様はWinAutomationを利用可能となります。Power Automate with RPA attended ライセンスを保有されている場合は追加費用なく利用可能です。これにより、Power Automate ユーザーは機能豊富なデスクトップオートメーションを体験できるようになり、より多くの自動化が可能となります。
WinAutomationに関する利用方法はこちらのリンクから(英語)ご確認いただけます。また、新しいユーザーはこちらから からUI flowや包括的な自動化について学ぶことが可能です。
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