The Future of Work with AI（Microsoft 365 Copilot 発表イベント）- 日本語まとめ

1945年にVannevar Bushが発表した『As We May Think』という画期的な論文で、彼はMemexという未来のデバイスを提案しました。Memexは知識を収集し、それを人間が速やかで柔軟な方法で取り出すことができるようにするものでした。それ以来、私たちはそのビジョンに近づくためのいくつかの瞬間がありました。

1968年のDouglas Englebartによる『Mother of All Demos』では、グラフィカルユーザーインターフェースの驚くべき可能性が示されました。また、Xerox PARCのチームは、Altoを導入し、パーソナルコンピューティングの時代を切り開きました。そして、ウェブ、ブラウザ、iPhoneが登場しました。これらの瞬間は、人間とコンピューティングのよりシンビオーシスな関係に一歩近づくものでした。今日、私たちは新たなコンピューティングの時代の幕開けに立っています。

これからのAI

過去数か月間で、強力な新たな基盤モデルと自然言語インターフェイスが、AIの新しい段階をもたらしました。この新世代のAIは、我々が周りに慣れ親しんでいるAIとは根本的に異なります。従来のAIは、検索やSNSなどのオンライン体験を支えてきましたが、新しいAIでは、オートパイロット（自動操縦）からCopilot（副操縦）へと移行しています。すでに、ソフトウェア開発者やビジネスプロセス、何百万人もの人々が新しい情報を総合することができるようになっています。

この次世代のAIを構築する際に、人間のエージェントを製品の中心に置く意識的な設計選択を行いました。初めて、私たちには、力強くもエンパワーリングなAIが手に入るようになりました。もちろん、このエンパワーメントに伴って、人間の責任も大きくなります。個人がAIによって助けられるように、AIも使用する人によって肯定的にも否定的にも影響を受けます。新しい時代に進むにつれて、AIを構築・展開・使用する私たち全員には、責任ある行動が求められます。基本的に、AIは民主社会における社会的・文化的・法的規範に沿って進化しなければなりません。

進歩を重ねる中で、活発な議論と検討が今後も非常に重要であることは変わりません。私たちは、次世代のAIが、私たちの日常の仕事やタスクから面倒を取り除き、創造の喜びを再発見することができる強力なCopilotを生み出すことで、新たな生産性向上の波を引き起こすと信じています。

これまで、コンピューティングの未来を人間の知性や行動の延長として見据えてきましたが、今日からは、自然言語という最も普遍的なインターフェースを通じて、強力な基盤モデルと有能なcopilotが利用可能になる次のステップが始まります。これにより、コンピュータが私たちの考え方や計画、行動を助ける方法が劇的に変わります。キーボードやマウス、マルチタッチがない現代のコンピューティングを想像できないように、今後はCopilotや自然言語プロンプトが直感的に続きや要約、連鎖的思考、レビュー、修正、行動を助けてくれることなしにはコンピューティングを考えられなくなるでしょう。それが、今日私たちが皆さんにお見せしたいことです。

まず、仕事について振り返り、それが私たちにとって何を意味するのか考えてみましょう。幼い頃から、「大人になったら何になりたい？」と聞かれます。その答えは、私たちが興味を持ち、世界に価値をもたらそうとするものを反映しています。若くして、仕事は単なる職業以上のものであることを理解しています。看護師は人々をケアするために、科学者は新しい発見をするために、アーティストは新しいものを創造するために呼ばれます。最高の仕事は、家族を養うだけでなく、私たちの魂を満たすものです。

しかし現実は、その約束から遠ざかってしまうことがよくあります。私たちは、時間や創造力、エネルギーを奪われる仕事に消耗しすぎて、仕事の魂から離れてしまいます。時には、生産性を高めるはずのツールが邪魔になることすらあります。私たちはもっと大きなことを成し遂げるために生まれています。仕事の魂に再びつながるために、私たちは単に同じことをするためのより良い方法ではなく、全く新しい働き方が必要です。

今日、私たちは世界中の人々が仕事の魂を再発見する手助けをする旅に出発します。Microsoft 365 Copilotをご紹介します。これは、仕事のためのcopilotです。Copilotは、大規模な言語モデルの力をMicrosoft GraphやMicrosoft 365アプリのデータと組み合わせ、あなたの言葉を地球上で最も強力な生産性ツールに変えます。Copilotは、Microsoft 365に2つの方法で統合されています。

まず、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、何百万人もの人々が毎日使っているアプリケーションに組み込まれ、あなたのそばで機能します。第二に、まったく新しいエクスペリエンスであるビジネスチャットを導入します。ビジネスチャットは、あなたのデータやアプリ、ドキュメント、電子メール、カレンダー、チャット、ミーティング、連絡先のすべてにまたがって動作し、これまでできなかったことを可能にします。

Microsoft 365 Copilot の発表

Copilot は、セキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、責任あるAIに対するMicrosoftの包括的なアプローチに基づいて構築されているので、エンタープライズ対応であることがわかります。自分の言葉だけを頼りに、データやアプリ全体からリアルタイムに情報を集めて、創造性を発揮し、生産性を引き出し、スキルをアップさせるために、Copilot を働かせることができます。Word ではよりクリエイティブに、Excel ではより分析的に、PowerPoint ではより表現力豊かに、Outlook ではより生産的に、そしてTeamsではさらに共同でのコラボレーションが可能になりました。

これは Copilot ができることのほんの一端です。Copilot は正しく動作することもあれば、有用な間違いを犯すこともあります。完璧ではないものの、先手を打つためのアイデアを提供します。

個人用途でのCopilot

もしツールが、あなたの働き方を学ぶことができたらどうでしょう。Copilotは、自然言語によってこれらのアプリの豊かさをすべて解き放ちます。
まずは、高校の卒業式のような実例を挙げてみましょう。私の娘は最近、高校を卒業しました。これは私にとって本当に重要なことなのです。娘の卒業パーティーを盛大に行いたいのですが、そのためには家族や友人に招待状を送る必要があります。Copilot を活用してみましょう。

OutlookでのCopilot（個人編）

Copilotは、いくつかの簡単なプロンプトで、招待状の素晴らしい初稿を作成するために必要なすべての情報を理解します。先週受け取ったメールから、会場に関する詳細な情報を取り込むこともできました。

これで、基本的な情報を含む招待状の下書きができました。これを編集することができます。ゲストに面白いエピソードを話してもらったり、写真をアップロードできるリンクを貼ったりすることもできます。

さて、この最初の草稿は少し長いと思うので、もっと簡潔なものにしましょう。

PowerPointのCopilot（個人編）

というわけで、せっかくの機会ですから、愛すべき娘の、そして正直に言うとちょっと恥ずかしいスライドショーを作って、この日をお祝いしましょう。

まずはCopilotで、ちょっとした情報を提供し、スタートします。

そして、娘に関する情報を追加していきます。Copilotは、適切な言葉を探し、OneDriveで最適な写真を検索してくれます。Copilotは、思い出や成果、将来へのアドバイスなどを盛り込んだ美しいプレゼンを数秒で作成します。

そこに自分だけのタッチを加えることができ、Copilotは私の味方になってくれるでしょう。

さて、このスライドを見てみましょう。デザインにはとても満足していますが、Copilotには必要なものがなかったため、テキストを作り直します。

そして、Copilotに頼んで、もっと簡潔にしてもらい、画像を追加します。これで見違えるようになりました。この次のスライドでは、Copilotがうまく表現できなかった部分があるので、もう少し私らしい表現になるように書き直します。また、ここでは別の画像を使いたいので、Copilotに希望を伝えれば、Copilotが見つけてくれます。

スライド間にトランジションを追加することもできます。いつも忘れてしまうのですが、プレゼンテーションを再生したときに、とても洗練された印象になります。この出来栄えは気に入っています。

さて、皆さんはどうかわかりませんが、PowerPointのアニメーションは得意ではありませんでした。でも、このように自分でできるのはうれしいですね。平均的な人は、PowerPointでできることの10％以下しか使っていません。Copilotは残りの90パーセントを解き放ちます。さて、次はパーティーの企画です。

OneNoteでのCopilot（個人編）

イベントの詳細から始めると、Copilotはシンプルなプロンプトで、このパーティーを計画するために考える必要があるすべてのページを作成します。

この計画をシンプルなToDoリストにまとめるとします。

WordでのCopilot（個人編）

これで完了です。娘の晴れ舞台で何を伝えたいか考えているのですが、Copilotならスピーチの作成に取り掛かることができます。どれくらいの長さにしようか迷っていますが、まずは3分にしてみましょう。

娘がどれだけ頑張ってきたか、ボランティア活動にどれだけ感化されたか、そして娘が素晴らしいリーダーであることを伝えたいと考えています。ここに素晴らしい初稿があります。

ここでCopilotの重要な点ですが、この時点で、この原稿を残すか、修正するか、完全に破棄するかを決めます。これは、人々のソフトウェアとの付き合い方を大きく変えるものです。

これはなかなか良さそうだが、友人や家族から集めた面白いエピソードを加えてみます。

これらの話をもっと遊び心あるものにして追加することもできますが、実はもう少し短くしたオチをつけます。

ほら、だいぶ良くなった。でも、もっと自分らしさを出したいので、編集してみます。このように、執筆の過程では、常に自分が主導権を握っていることがわかります。

Copilotは、間隔を自動的に調整して読みやすくし、スピーカーの合図を追加して、話し方を改善するのに役立ちます。

業務用途でのCopilot

ビジネスモードにギアチェンジしましょう。Copilotがワーキングマザーである私の時間を節約してくれることはお分かりいただけたと思います。しかし、Copilotの本当の力は、仕事で創造性を発揮させることにあります。グローバルな製造業でチームを率いるあなたが、確固たる顧客提案書を作成したいと思ったとき、執筆に手間取っている暇はないと想像してください。CopilotがOneNoteの顧客メモと別の社内文書をどのように利用できるかを見てみましょう。

WordでのCopilot（業務編）

Copilotはすぐに初稿を作成します。Copilotは、お客様が通常使用しているフォーマットでドラフトを作成します。製品画像を挿入し、他のファイルから関連するビジュアルを取り込みます。

文書の上部に短い要約を入れることもできます。
Copilotは、FAQを追加するなど、提案書を強化するための提案を行い、それを作成してくれます。Copilotのおかげで、このプロセスにかかる時間を大幅に短縮することができました。これで、顧客との商談に備えることができます。

PowerPointでのCopilot（業務編）

さて、誰しもが、自分の企画書を一から作り直すことなく、顧客に受け入れられるプレゼンにしたいと思う瞬間があるのではないでしょうか。さて、どうでしょう？今なら可能です。Copilotは、Word文書をPowerPointプレゼンテーションに変換することができます。

これで、プロフェッショナルなプレゼンテーションができ、さらに磨きをかけることができます。これは本当にすごいことです。あなたの言葉だけで、CopilotはWordをPowerPointに、PowerPointをWordに変換してくれます。

では、スライドを追加して、Copilotに簡単な指示を出してみましょう。さあ、これで完成です。

さて、このスライドは少し文字数が多いですね。Copilotにもっとビジュアルにするよう依頼して、確認してみましょう。

Copilotはスライドをアニメーション化することもできます。ワンクリックでプロフェッショナルなデザイン処理が施されますが、それだけにとどまりません。

Copilotはスピーカーノートを生成することもできるのです。私は真剣です。スピーカーのメモです。時間の節約になるだけでなく、より良いプレゼンターになり、商談を成立させることができるのです。

Excel でのCopilot（業務編）

ExcelでCopilotに飛び込んでみましょう。Copilotでは、Excelの豊富な機能をすべて利用することができます。例えば、今期の販売実績を分析する必要がある場合、まずCopilotにデータを分析し、3つの主要な傾向を示すように依頼します。

数秒後には必要な情報が得られますが、さらに掘り下げたいことがあります。トレンドの 1 つについて、Copilot にフォローアップの質問をします。Copilot は新しいシートを作成します。

この新しいシートは、元のシートのデータを変更することなく、何が起こっているのかをよりよく理解するためのサンドボックスとして使用できます。これは、問題を段階的に分解する方法を示すことで、Copilotのスキルを向上させることができる素晴らしい例です。

Copilotに、この時期の売上高の伸びの減少の要因を視覚化するよう依頼すると、Copilotは少し色を付けて、問題がページから飛び出すようにします。

次に、さらに深く掘り下げた質問をしたいと思います。Copilotは質問に答えるだけでなく、シナリオの簡単なモデルを作成し、さらに、ステップバイステップのブレイクダウンで何をしたかを詳しく知りたいかどうかを尋ねます。

最後に、予測されたモデルのグラフを作成するよう依頼することもできます。Copilotは、データの海を明確な洞察とアクションに変えてくれます。

Copilot は質問に答えるだけでなく、シナリオの簡単なモデルを作成し、さらに、ステップバイステップのブレイクダウンで何をしたかを詳しく知りたいかどうかを尋ねます。最後に、予測されたモデルのグラフを作成するよう依頼することもできます。 Copilotは、データの海を明確な洞察とアクションに変えてくれます。

Outlook でのCopilot（業務編）

Copilotが電子メールへの取り組みにどのように役立つかを紹介しましょう。私たちは皆、受信トレイに振り回されることに悩んでいます。そのせいで、最も重要な仕事に集中できないこともあります。しかし、同時に、返信すべき重要な電子メールもあります。Copilotは、信号とノイズを分離して、数時間の時間を取り戻します。Copilotは、受信トレイをトリアージして、優先すべき最も重要な電子メールを強調するのに役立ちます。

CopilotはOutlookモバイルで外出先からあなたをサポートします。長いメールのスレッドを要約することができます。

Excelファイルのデータを使って返信の下書きをすれば、Copilotが返信を生成してくれます。あなたはそれを編集することができます。より簡潔な文章にすることができます。文体を変えたり、文脈を追加したりすることもできます。あとは、提案された回答を確認して、送信を押すだけです。Copilotは生産性を大きく変えるものです。

Microsoft 365 Copilot の仕組み

今見ていただいたものを少し説明させてください。Copilot を構築するために、私たちは ChatGPT を Microsoft 365 に接続しただけではありません。Microsoft 365 Copilot は、高度な処理とオーケストレーションのエンジンである The Copilot System と呼ばれるものによって支えられています。これは、3つの基盤技術の力を利用するものです。Microsoft 365のアプリ（Word、Excel、PowerPoint、Outlook Teamsなど）。

Microsoft Graphは、すべてのコンテンツとコンテキスト、電子メール、ファイル、会議、チャット、カレンダー、大規模言語モデル（LLM）、人間が読めるテキストを解析して生成できるクリエイティブエンジンであり、すべて自然言語を通してアクセスできます。Copilotは、アプリであなたからのプロンプトを受け取ると、グラウンディングと呼ばれるアプローチによって、プロンプトを前処理します。

簡単に言うと、グラウンディングはプロンプトの品質を向上させ、適切で実行可能な回答を得ることができます。グラウンディングの最も重要な部分の1つは、Microsoft Graphを呼び出して、ビジネスコンテンツとコンテキストを取得することです。Copilotは、グラフから得たこのユーザーデータを他の入力と組み合わせて、プロンプトを改善します。そして、修正されたプロンプトをLLMに送信します。

LLMの機能については、ChatGPTやBingチャットの経験でご存じかもしれません。Copilotは、LLMからの応答を受け取り、後処理を行います。この後処理には、グラフへの追加の接地呼び出し、責任あるAIチェック、セキュリティ、コンプライアンス、プライバシーのレビュー、コマンド生成などが含まれます。

最後に、Copilotはユーザーへの応答とアプリへのコマンドを送り返します。Copilotは、これらの洗練されたサービスを繰り返し処理し、オーケストレーションして、まるで魔法のように感じられる結果を生み出します。

これは、大規模な言語モデルの力を、あなたのデータやアプリと組み合わせたシステムなのです。考えてみてください。Microsoft 365 アプリの数万個のコマンド、Microsoft Graph の数兆個のシグナル、そして LLM の数十億個のパラメーターです。人類史上初めて、自分の言葉だけで、この力のすべてを命令できるのです。それは、私たちが知っている仕事を一変させるでしょう。

ビジネスアプリケーションにおけるCopilot

あなたが営業チームを率いていると想像してください。顧客との関係を構築し、取引を成立させることが第一の仕事ですが、簿記やメモ書きなどの雑務に気を取られているのではないでしょうか。Copilot は、コラボレーションを改善し、営業ワークフローのタスクを自動化することで、その負担を軽減します。Copilotは、売り手であることの意味を理解し、生活に支障がある場合にも役立つ可能性があります。では、確認してみましょう。

歯医者の予約と週次ビジネスレビューが重なっているようです。両方をこなせるとしたらどうでしょう？Copilotを使えば、たとえ出席できなくても、会議をフォローしたり、見逃した内容を確認したりすることができます。

振り返りの準備が整うとTeamsに通知が届き、

共有された内容、詳細なメモ、アクションアイテムが表示されます。

お客様に関する議論があったようですね。Copilotに具体的な質問をして、より詳しい状況を把握することができ、詳細な回答が得られます。

ある決定がなされた理由や、他の選択肢を検討した理由などの質問をすると、その記録のスナップショットを引用してくれます。非常に時間の節約になります。

これはとても素晴らしいことですが、Copilotの本当の魅力はライブミーティング中に発揮されます。ここでは、チームとミーティングをしています。Copilotにここまでの内容を要約するよう依頼できます。誰が何を言ったか、どのような点が指摘されたかを確認することができます。Copilotは、議論の精神を正確に捉えています。

会議が進むにつれて、各人の立ち位置を確認することができます。未解決の質問をCopilotに質問することもできます。このようなことがリアルタイムで行われるのは、まさに驚きです。Teamsは、コラボレーションを一変させました。しかし、すべてのチャットを把握するのは難しいことです。Copilotは、Teamsのチャットを要約することで、見逃したチャットを把握することができます。

ここでは、顧客に関する最新情報を求められていますが、Copilotはこのような場合にも役に立ちます。Copilotに依頼すれば、すべての顧客との会話の要約が作成されます。

Copilotは引用を含む概要を作成するため、確認、修正、投稿が可能です。

Microsoft Loop でのCopilot

あなたは、Loop ワークスペースでのブレインストーミングへの招待状を受け取ったところです。Microsoft Loop は、CopilotがAIとして他のみんなと一緒にチームの仲間になる、マルチプレイヤー・コラボレーションCanvasです。試してみましょう。ここでは、チームが製品のオファーと価格についてリアルタイムでコラボレーションしています。メモやアクションアイテムがあれば、全員が最新の情報を得ることができます。

カテゴリー別の売れ筋商品について、Excelからデータを引き出すようCopilotに依頼すると、数秒以内に情報を処理してくれます。

また、チームの別のメンバーが列を追加し、誰もがCopilotを促して互いのアイデアを発展させることができます。

すべてがプロンプト履歴に記録されます。これでアクションアイテムを終了し、顧客と会う準備をすることができます。

Viva Sales でのCopilot

そのために、Viva Salesを利用するのです。Viva Salesは、主要な営業プロセスやデータをすべてMicrosoft 365とCopilotに取り込みます。これにより、顧客とつながり、取引を成立させることに集中することができます。Microsoft Dynamics 365やSalesforceなど、既存のCRMと連携しています。
営業会議が始まると、Copilot と Viva Sales を使って CRM データをすばやくスキャンし、アカウントの概要、顧客との最近の関わり、顧客の重点分野などの最新情報を入手します。生産的な会話をするために必要なすべての情報です。

顧客から競合他社製品との比較について質問されると、Copilot は販売資料から提案します。

会議が終了すると、Copilotが通話内容を振り返り、次のステップの概要を明確にします。これらの会議の詳細は、CRMに直接保存されます。

その後、会議のフォローアップや提案書を送る準備ができます。ボタンをクリックするだけで、Copilot は会議を開始します。

送信する前に、調整したり、追加の情報を入れたりすることができます。顧客があなたの提案を受け入れたら、CopilotとViva Salesは自動的にCRMの更新を提案し、獲得した機会をクローズします。

Power Automate でのCopilot

仕事では、誰もがユニークで、時には自動化できればと思う退屈なタスクを持っています。Microsoftには、素晴らしいワークフローと自動化ツールがありますが、誰でも利用できるわけではありません。Copilotは、そのすべてを解き放ちます。開発者だけでなく、誰もが Power Automate を使って繰り返し作業を自動化できるようになりました。売り込みをして、ビジネスを獲得したら、次は納品して顧客に寄り添う必要があります。アカウントに緊急のサポート問題が発生した場合はいつでも通知され、アカウントチームが一緒に問題を解決するためのコラボレーションスペースを作りたいと考えています。CopilotとPower Automateを使えば、この2つを自分の言葉を使って数分で自動化することができます。

提案されたフローを確認すると、いい感じです。

もう少し指示を出せば、Copilotは問題の概要を書き、その概要を適切なチームのチャンネルに投稿し、適切な同僚をタグ付けして問題を解決することができます。これで、ワークフローにシームレスに追加され、思い通りになりました。

ここでは、Teamsチャンネルに投稿された自分の投稿と、顧客の配送遅延を解決するために飛び込む準備が整ったチーム全体のアクションを見ることができます。これは、今後すべてのお客様にとって素晴らしい時間の節約になり、わずか数分で構築することができました。

Copilotによって、Power Automateは、Excel、PowerPoint、Outlookと同様に、今やすべての人にとって仕事の必須要素となっています。Copilotが、販売者だけでなく、ビジネスプロセスのゲームチェンジャーであることがおわかりいただけると思います。マーケティング、財務、カスタマーサービスなど、あらゆる業務が含まれます。

ビジネスチャットについて

これまで、Copilotシステムが大規模な言語モデル、Microsoft Graph、アプリケーションの力を利用して、ナレッジワークを完全に再構築していることをご理解いただけたと思います。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、お使いのアプリケーションに組み込まれたCopilotがどのように機能するかは、ご覧のとおりです。

今度は、まったく新しいスタンドアロン型のエクスペリエンス、Business Chatを紹介します。

ビジネスチャットには、microsoft365.com、Bing、またはTeamsの中からアクセスすることができます。

ビジネスチャットは、メール、ファイル、会議、チャット、ドキュメント、カレンダーなど、すべてのデータをナレッジに変えるために機能します。あなたのナレッジナビゲーターです。まずは、クライアントとの打ち合わせの前に、ビジネスチャットがどのようにあなたをキャッチアップしてくれるかを見てみましょう。

例えば、クライアントとのミーティングを控えているとき、「メモはどこにあるのか」「最後に何を話し合ったのか」「どんな決定がなされたのか」「未決定のアクションアイテムは何か」「チームは成果を上げたのか」といったことを自問自答しているとします。

これらの詳細やファイルをすべて探し出すのは、フルタイムの仕事のように感じられるかもしれません。Copilotはそのような作業を代行します。

まず、Copilotに最近の顧客とのやり取り、会議、共有したコンテンツ、問題、成果物のすべてを要約するよう依頼します。Copilotは、カレンダー、電子メール、チャット、ドキュメント、ミーティングを横断して、適切な情報をすべて見つけます。

これで、引用と出典を含む簡潔な要約ができあがりました。名前、引用文にカーソルを合わせて情報を確認したり、さらに詳しく調べたりすることができます。

製品のリードタイムが発生する可能性があるため、Copilotにその詳細をすべて準備してもらうことにしました。Copilotは、さまざまなソースから情報を収集し、数秒のうちに必要なものをすべて統合して、準備を整えることができます。

次に、ビジネス戦略に取り組んでいる場合を考えてみましょう。多くの情報を収集する必要がありますが、すべてを見つけるのに何時間もかかるかもしれません。Copilotは、数字、数字に関するコメントを含む電子メール、チームチャットからの追加コンテキストなど、必要なものをすべて集め、構造化データと非構造化データのすべてに理由をつけて、まったく新しい方法でつながりや洞察を作り出します。

まず、Copilot に、四半期ごとの予測値を引き出し、関連するリスクを特定するよう依頼します。

Copilotは主要なデータポイントを提供し、潜在的な問題点にフラグを立てます。次に、これらの情報すべてに基づいて SWOT 分析を生成するよう Copilot に依頼します。Copilotは、強み、弱み、機会、脅威を1つのビューで分類し、何を優先すべきかがわかるようにします。

項目の1つが間違っていることに気づいたので、すぐに変更します。Copilotに、SWOT分析を、今度のエグゼクティブレビュー用の新しいスライドにするよう依頼します。これで、スライドが作成され、追加されました。プレビューが表示されるので、変更が行われたことを確認し、PowerPointで修正することができます。

忙しい一日を過ごし、大きな進展があったことをチームに報告する必要があります。Copilotは、重要な情報を確実に流すことができます。まず、その日のうちに行われた 2 つの会議の要約をリクエストします。Copilotは会議の記録を調べ、重要な決定事項についてチームを更新する原稿を作成し、全員が前進できるようにします。

Copilotは、情報の出典を示す引用を提供します。引用文にカーソルを合わせると、さらに詳細な情報を得ることができます。 Copilot が見逃した重要な情報を発見しました。その情報をチームと共有することが重要だと考え、 Copilot に追加するように依頼します。 Copilot は会議の記録をスキャンし、さらに詳細な情報を含むように回答を再生成します。会議の振り返りの準備ができたので、いよいよ共有します。

Teamsのチャンネルにジャンプして、さらに洗練させて投稿することができます。これこそ、AIのスピードで実現するビジネスです。

AIにおける責任

私たちは細部に至るまで作り込みました。すべてのインタラクションにこだわり、Copilotを接続されたシステムとして設計し、作りながら使ってみました。

AIが会議をより良くする方法について、とても素晴らしいアイディアがあったのを覚えています。しかし、大規模な言語モデルは素晴らしい創造性を発揮しますが、同時に誤りを犯す可能性もあります。だからこそ、LLMをデータに基づいて構築することが非常に重要なのです。私たちは、システムに根拠を持たせるだけでなく、体験の中に検証を組み込んでいます。引用を追加し、摩擦を導入して前後の協力を促し、フィードバック機構を導入して、間違ったことをしたときに知らせてもらえるようにしました。

私たちの目標は、人々にエージェンシーを与えることです。Copilotは、人々が使い始められるように、良いプロンプトを提案します。このプロンプトが気に入らない場合は、「もう一度試す」ボタンが用意されています。

使用（Keep）、調整（Adjust）、破棄（Delete）、取り消し（Try again）のオプションが常に用意されています。今日のデモでお分かりいただけたと思います。

何十年もAIを研究してきましたが、この強力な新しいツールに大きな責任感を感じています。私たちは、AIを人々の手に届け、正しい方法で利用する責任を負っています。セキュリティ、コンプライアンス、責任あるAI、これらは後付けではありません。Copilotのシステムの根幹をなす部分です。私たちが少数のお客様から始めている理由のひとつでもあります。

システムが間違ったことをしたり、バイアスがかかったり、悪用されたりした場合、私たちは緩和策を講じています。Copilotのすべての機能は、プライバシーチェックを通過しています。専門家によるレッドチームも実施し、リアルタイムで監視しています。長期的な影響や、脱獄のような新しいリスクにも取り組んでいます。間違いを犯すこともあるでしょうが、そのときはすぐに対処します。

優れたデザインは、反復から生まれます。より良いものを作るために常に努力することを追求するのです。デザイナーとして、Copilotは私がこれまで扱った中で最もダイナミックな素材です。自分に順応し、仕事をレベルアップしてくれる力があります。科学者として、人ができることの理解を広げてくれるところが大好きです。

誰もが自分の仕事に意味と喜びを見出すことができるはずです。今日は、Microsoft 365 Copilot が私たちを仕事の魂と再び結びつけることができることをご覧いただきました。 Copilot では、Microsoft Graph のデータと大規模な言語モデルのパワーを活用し、Microsoft 365 アプリの豊富な機能を利用して、創造性を発揮し、生産性を向上させ、スキルをアップさせることができます。

私たちはまだ始まったばかりです。私たちは、AIですべての人のための明るい仕事の未来を作るために、耳を傾け、学び、スピードを持って適応していくことに深くコミットしています。

The Future of Work with AI（Microsoft 365 Copilot 発表イベント）- 日本語まとめ

今までのAI

これからのAI

Microsoft 365 Copilot の発表