Microsoft Dynamics CRMの最新のリリースでは、新しいプレビュー機能として、組織インサイト機能「Organaization Insight」が含まれており、システム管理者はどのようにCRMが活用されているかをアクティビティメトリックとして閲覧できます。

「Organization Insights」ダッシュボードでは、利用頻度の高いユーザーや、ページリクエスト数、処理回数などの情報が複数の時間軸で表示可能です。

プレビュー機能では、以下のメトリックがOrganaization Insight の一部として提供されています:

  • アクティブユーザー数(Active Users) – 合計アクティブユーザー数が表示されます。SDKコールでRetrieve, RetrieveMultiple、Delete、CreateかUpdateのいずれかを使用したユーザー対象です。.
  • アクティブユーザー・読み込み(Most Active Users (Reads))特定の期間内でRetrieve、RetrieveMultipleのいずれかのSDKコールを最も使用したユーザーが対象です。
  • アクティブユーザー・変更(Most Active Users (Changes) )– 特定の期間内でCreate、UpdateまたはDeleteのいずれかのSDKコールを最も使用したユーザーが対象です。
  • 特定の処理においてのアクティブユーザー数(Active Users Performing Specific Operations) – SDKの処理別での(Create、Retrieve、RetrieveMultiple、UpdateとDelete)ユニークユーザー数が表示されます。
  • オペレーション数合計(Total Operations) –CRMインスタンスのSDKコール(Create、Retrieve、RetrieveMultiple、UpdateとDelete)の合計処理件数です。
  • ページリクエスト数合計(Total Page Requests) – ダッシュボードやフォーム、レポートページへのリクエスト数です。

Organaization Insightsについての詳細は、こちらのTechNet記事をご覧ください

Organization Insights機能を有効にするには
Organization Insightsプレビュー機能を有効にするには、CRM Online 8.1.0.359以上の環境へログインし、「設定」の「管理」にある、「システム設定」を選択します。

プレビュータブには、「Organization Insights Preview」が表示されているので、「はい」を選択してください。

この機能が有効な場合、システム管理者は関連のダッシュボードをシステムダッシュボードから選択できます。システム管理者はさらにカスタムダッシュボードを作成でき、特定のグラフをCRMダッシュボードへ追加することもできます。

 

情報元: https://blogs.technet.microsoft.com/lystavlen/2016/06/02/view-usage-activity-metrics-with-a-new-preview-feature-organization-insights/